I'm just holding on for tonight.

どこにも行けない呟き

【ライブレポ】2023年まとめ

今年はライブごとにちゃんとレポートを書こうとか言ってたのに、結局途中からやらなかったね。

まあ自分は有言不実行人間なので、どうせ口にしたことはやらないし、口にしてしまった願望は叶わないと思ってる。

 

The 1975は複雑だったけど、以前は長々と書いていたAURORAですら書かなかった。

ちゃんと楽しかったけど。なんだか自分の文章が嫌になってしまった。

というわけで、あまりやる気のない今年のまとめ。その割には結局5000字も書いてしまったけど。

 

Rina Sawayama (1/16)

 

girl in red (1/25)

 

AURORA (2/17)

なんかコンサートとして完成度高すぎたな。

振り返ってみて、公式にライブ映像作品でも作ってくれたらよかったのにとすら思った。

Exist for Loveの“I love you…”の終わりに“We love you!”と叫んだ男性にMVPをあげたい。

私は最前列にいたので想像くらいにしかならなかったけど、MCの掛け声とかでファン層も幅広くなった気がした。

 

昔は彼女の曲のもつメッセージとかを理解しようと、必死に翻訳したりしてたのに、今やなぜか彼女の方が日本語を喋りだして、テレビにまで登場するし。

公式が解釈違い起こしてるんだが…???

ただ私は相変わらず気持ちの悪いファンなので、彼女のアームピットヘアが健在なことを目視して安心した。

 

なんだか一瞬で、あまり記憶が残ってない。

クライマックスが早すぎたのと、小休止が無かったのも、一瞬に感じた理由の一つだったのかも。

Heathensは今回すごく楽しみにしていた曲。新譜のジャケットを表現したみたいな赤いライトに包まれた、彼女の透き通るような歌声が美しかった。でもそれと正反対に、歌詞にとても強いメッセージが込められているところも彼女らしくて。

ライブの最後の曲だったDaydreamerを早々にやってしまって呆気にとられた。私達も始まりから歌いっぱなしで興奮が止まらなかった。

彼女の音楽に身を任せて自由に踊る様がとても素敵だった。

(※鍵をかけてるときは見れない n回目)

 

Queendomでは背後のスクリーンが虹色に染まって綺麗だった。

 

投げ込まれたプログレス・プライド・フラッグを彼女が掴んで振り上げたタイミングも完璧だった。

まるで絵画か、彫刻のようだった。

このフラッグ、この後のアジアツアーでも再登場し、南米のフェスのステージにまで彼女と一緒に旅していて、自分のことのように嬉しい。

 

代わりに最後の曲となったGiving Into The Loveも、オーディエンスが一つになる感じがしていい選曲だと思った。

 

《セットリスト》

左のお面はAURORA JAPANのお友達に頂いたもの。

ステージからはける時に、ステージに投げ込まれたもの全てをちゃんと抱えて立ち去るアーティストを初めて見て、それがすごく印象に残ってる…

 

PUNKSPRING (3/25)

 

The 1975 (4/27)

3A会員なのにS席を選んだら完全にステージの真横だった。

しかも笑えることに、カメラマンがステージのど真ん中を遮っていてすごく邪魔だった。ここで余計な運を使わずに済んで助かったわ…

「グレイテスト・ヒッツ的な感じで行くから」と言ってた昨年のサマソニの方が、セトリはよかったかなあ。

でも新譜のしんみりした曲調をゆったり聴けたのも、なんだか別のコンサートみたいでそれはそれでよかった。席があるからスペースにも余裕があったしね。

 

なんかファン層変わったよな~

2ndのLove Meとか出してた頃までは、黄色い声が飛んでくるようなライブで私も興味がなかったし、ただメンタルヘルスとか社会問題とかに向き合うような曲を出してからは、気になって聴くようになって。

なので色々嫌なことを聞いてしまって残念だった。失望した。多分もう彼らを見るのはこれが最後だと思うし、どのみち次の来日公演なんて6年は先なんじゃないか?

ありがとう。さようなら。

 

 

今年はサマソニに行かなかったな。

昨年からフィギュアスケート熱が再来して、何回か試合やショーを見に行っているので、どこかで折り合いをつけないと破産するぞ…と思った。

フィギュアスケート、前の席は25000円とかするから、余裕で洋楽フェスを超えてくるんだよな。

でも遠くの席だとテレビで見る方がよっぽどいいから、現地に足を運ぶ限り一番いい席を選ぼうと思う。

 

 

NEX_FEST (11/1)

Bring Me The Horizonは2019年の来日を見逃したので(寝坊してチケットを買えなかった)、切望していた来日。

東京は出演アーティストが多い分チケットも高いし、YUNGBLUDを待つ時に日本の某バンドを見たくなかったのと、名古屋に行ってみたい場所があったのと、友達にも会えるのとで、名古屋を選んだ。

 

名古屋城の麓でクレイジーなヌン活。

そして会場に向かおうとしたら、大阪から来る友達がYUNGBLUDが今新幹線に乗ったと情報をくれて。

時間まだあるし、そりゃ駅寄るわ!!!

無事に彼に会えて写真を撮ってもらえた。

本当に感謝、涙

 

I Prevail

想像以上に最高だったなあ…

やっぱりこの距離で見れたのは名古屋ならではだったのでは。

予習はしてたけど、メンバーの写真を対して見てなくて誰一人として知らなかったので、ボーカルがかわいくてびっくりした。NBTのコナー君みたいだった。

 


ボーカルに日本を好きになってもらえてよかった。

 
 
 
 
 
この投稿をInstagramで見る
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

Brian Burkheiser(@brian.burkheiser)がシェアした投稿

大学時代に留学してたミシガン出身なのも嬉しいなあ。

他にも沢山のオーディエンスを虜にしたようなので、この熱が冷めないうちに早急にブッキングして再来日させてほしい 。

 

YUNGBLUD

昨年のサマソニを焼きまわしたような感じだったな… 楽しかったけど。

昨年のサマソニでどっとファンを増やしたみたいに、彼は愛嬌があるし盛り上げるのが得意だし、フェスにおあつらえ向きのアーティストなのかもしれない。

 

Baby Metal

行ったことのある色んなフェスに出てたけど、同じ時間帯には別のアーティストを選んでいたので、見るのは初めてだった。

堂々としていてかっこよかった。すごいなあ、世界を相手にして活動してるんだもの。

前に行く必要がないので、 後ろの方で熱狂的な男性ファンの踊りを若干引きつつ見てた。

 

Bring Me The Horizon

マイケミよろしく、BMTHもここ数年は全く聴いてなかった。

でも冒頭のCan You Feel My Heartの、会場の空気を破裂させるような轟音で、彼らの音楽は即座に私の脳裏で目を覚ました。

あーそうだ、自分はこういう爆音が好きだった。(轟音や爆音としか表現できないのは音楽的知識が皆無だからです)

頭の中の余計な思考を吹き飛ばしてくれる感じもするし、すごくいい。

メタルで癌は治るとかなんとかいう画像がよく流れてくるけど、癌には効かなくても鬱には効くのかもしれない。

 

Happy Song、好きだったなあ。

私は初期ではなく傘アルバムがきっかけで彼らの音楽を聴くようになったから、事前にセトリを全く見てなかったけど、そこからいっぱいやってくれて嬉しかった。

 

昔は、Oliはなんか生き急いでいるというか、タンクトップを着てガリガリで、既にタトゥーまみれで、身を絞るようにひたすらに叫んでいて。

この人すぐに死んじゃうんじゃないかと思うような脆さ?を自分勝手に感じていたけども、今やなんだか早死にを通り越して、神様みたいだった。

髪型と服装も手伝ってだと思うけど。とても崇高な存在に見えた。

 

Mantraは、いいかげんに作られたカルト宗教が人々を洗脳してしまうことを皮肉った曲だけど、そんな背景はもうどうでもよくなってしまうくらい、曲そのままに、その日のステージ上の彼はまさに教祖で、私達は皆その教徒だった。

彼の宗教なら入信しても構わないと思った。

 

舞台セットが壮大で、最高にかっこよかったなあ。

アーティストのアジアツアーだとほとんどの箱がちっちゃくて、本国でやるツアーのセットを持ってこないことが多いから、やっぱり大きな会場でやるフェスならではだな。本当に今回の主催に感謝。

名古屋はトイレも全然混まなかったし、東京よりも快適で、これから先またフェスが開かれるとしたら、行ってしまうかもしれない。

 

YUNGBLUD (11/6)

YUNGBLUDの待望の初単独公演。

認知が歪みすぎて、チケットを発券して18、19の番号を目にしたとき、嬉しいよりも即座に「ああ、そんなに売れてないのか」と思った。

自分から聞いた他の人たちよりもいい番号だった。人に安直に整番を聞くのはやめようと思った。

 

もっといっぱいやってほしかったな… なんで彼のライブはいつも一瞬なんだろう。彼自身がエネルギーの爆弾みたいだからか。

私が彼を気になりだしたのは、確かテレビ番組だかで、1stアルバムのI Love You, Will You Marry Meのライブ動画を見たからで、なんて破天荒な歌い方をする人なんだろう、と思った。

暴れたいのに、口の中に磁石が入ってて、かろうじてマイクに引っ付いてる的な。

そのパフォーマンスの名残を、冒頭のThe Funeralで感じた。同じ調だし。コードは分からないけど。

I Love Youが見たかった自分よ、これで成仏してくれ。葬式をテーマにした曲だけに。

AnarchistCaliforniaを追加してくれたのは嬉しかったな… 出会った頃の彼と再会を果たした気がして。

 

なんか変顔しすぎてギターのAdamの方がかっこよかった。

 

彼が頑張って日本語で叫ぶ「JANPU!」に残念ながら応じられないのが、最前列あるある。一度浮いたら足の置き場が消えるんで。

再び認知が歪みすぎて、彼がいきなり目の前にしゃがみこんで、私とYUNGBLUD JAPANの友達に向かって「フラッグを渡せ」という仕草をした時も、咄嗟になんか怒られてるのかと思った。

 

1stのKill Somebodyがあそこまで盛り上がったのも意外だった。

日本だからもっとしんみりしたバラードになるかと思ったのに、海外ばりのシンガロング。もう笑っちゃうくらいに。だって自殺したい曲なのに。その負の感情の存在をすごく肯定された気がした。

 

日本でライブをする限り、社会批判やマイノリティへの肯定なんかの、強烈なMCとは無縁なことは、ちょっと寂しかった。

意思の疎通だけで精一杯だし。

でも「ありのままの自分を見せてくれ。俺と君達は同じだよ」とゆっくりと言ってくれたことは、彼なりの私達への温かいメッセージであり、彼の海外のライブ動画を見て感じてきてたファンとの繋がり、あたかも集会のような感覚を思い出して嬉しかった。

 

ファン層も幅広く感じてよかったな。男女も半々くらいで。

あとお洒落でユニークな服装の人が沢山いた。私ももっと武装してもいいのかもしれないと思った。でももしかして:みんな私よりずっと若いのでは…

思い付きで作った彼のハートのタトゥーシールを、何十人もの人が一緒につけて盛り上がってくれて嬉しかった。

 

Haze (11/14)

久々に好きになった邦楽バンドのライブ。

一時ちらっと聴いてたアイドルZOCの元メンバーかてぃが始めたバンドで、普通に歌詞が良い。

結局そのアイドルグループは、一人が辞めもう一人が辞め、アイドルってこんなに儚いのか…(呆れ)と思ってもう聴いてない。

メンバー入れ替わりまくったせいか、過去を清算するかのようにグループ名も変えたし。

 

YUNGBLUDで見事にインフルを貰い、病み上がりなので後ろから大人見。でも辛うじて見れてよかった…

 

それでも私は人の肩書きや経歴に平伏してしまうたちなので、一度ではあるものの、武道館で踊っていたアイドルをこんな小さな箱で見れてしまうことに戸惑った。

かてぃは写真で見るより可愛かった。

そしてかっこよかった。

ギターを手にマイクに向かって叫びまくる彼女は、大森靖子ブランディングされてたアイドル時代よりよっぽどキラキラしていて、こっちの方が最高じゃん、と思った。

思ったよりずっとお喋りで楽しかった。

ベースのハナちゃんも可愛くて、可愛い子がゴリゴリにベース響かせてるのって最高だな。

 

なんで邦楽は未だに録画禁止なんだろう。このソーシャルメディアが物言う時代に。

昔、あいみょんが路上ライブしてた時の動画がバズってたのを思い出す。「この人誰ですか?」というリプライが付いてた。あれで彼女を知った人がどれだけいたことか。

 

もっと知られてほしい。

と思うのは私のエゴか。インディーズの中では多分売れてる方だし。

 

邦楽のライブもたまには良いな。

私は彼女達のライブをまた見にいくだろうと思った。

 

 

本当はあと一つライブの予定があるみたいだけど、ちゃんと見れるかもうなんも自信がないので、見れたら書き加える。

だって口にしてしまった願望は叶わないと思ってるから。

 

最後に見たライブ