2020年は1月にThe Regrettesを見ただけで終わったし、2021年もスパソニだけだし、3年ぶりのまとめ。
最初に見たのはロンドンのgirl in red。
girl in red (5/5)
まだまだ海外アーティストの来日公演は望み薄だった頃。海外に行くならとにかく誰かしらのライブをねじ込もうと思った。
とはいえ、ロンドンの原宿ことカムデンタウンにあるライブハウスなんか、もう当たり前にsold outしてたから、転売されてたチケットを買った。
帰国して正気を取り戻してから価格を確認したら、16,000円もしてた。フェスかよ。
あいみょん (7/24)
SUMMER SONIC (8/20,21)
正直私のレポとかどうでもいいからライターの粉川しのさんの呟きをまとめたいくらい…
The 1975の新ライブはマッティの予告通り白黒の世界だった。前半はモノクロ映画のダンディなスターみたいで、中盤は影を強調したホラー、ハードボイルドな白黒、そして最後は色が生まれる前のプリミティブな状態、The 1975の原点の色としての白黒になるっていう。ほんと完璧だった。
— 粉川しの (@ShinoKokawa) 2022年8月20日
3年前のサマソニは日本酒ラッパ飲みして無事悪酔いリバースかましたマッティさん、今回はお猪口&魔法瓶でよくわからない学びをアピールしててとてもマッティだった。
— 粉川しの (@ShinoKokawa) 2022年8月20日
「Yungblud」っていうのは自由と愛と連帯の場所目指して暴走する自意識モンスターで、時々ドミニク自身もそこに乗り遅れたりするんだけど、あらゆる努力と工夫とゴリ押しと思いの強さで最終的にアリーナ全部「Yungblud」に乗っけて走り始めたの、勝利としか言いようがない。
— 粉川しの (@ShinoKokawa) 2022年8月21日
UKインディーを網羅してる有名な方なので驚くことでもないけど、NBTのライナーノーツ、インタビュー記事、ライブレポ、全部担当されてて、文章が凄く好きだった。
こういう知識のある方が情熱を持って自分の好きな物について語ってくれてるのはやっぱり嬉しい。
サマソニ後日談
YUNGBLUDに会った話。
Pale Waves (11/2,3)
よくよく考えたら、コロナが始まってから、私にとって初めての、海外アーティストの来日単独公演。
しかも10年程前に存在していた幻の横浜公演が復活した…… 東京のライブハウスがバタバタと閉鎖されているというのに。主催者側は何を血迷ったんだろう。
こんなの、両方行くしか選択肢が無かった。
彼女達の1stアルバムはそこまで好みじゃなかったから、これが初めて見るライブだった。2ndからのサウンドの変化と、メッセージ性の強さに惚れてた。
とはいえ、Television Romanceが始まると一気にPale Wavesだー!と自分の中で盛り上がった。
Heatherがオーディエンスのレインボーフラッグを掴んだと思ったら、プログレス・プライド・フラッグだった。
生で見るのは初めてだった。
2公演とも、反対に日の丸を持ってる人が誰もいなかったのがなんか新鮮だった。
なんだか、Pale Wavesが来日したというより、私が彼女達のライブに行ったような感じがした。いや、同じだけど。
久々だったのもそうだけど、日本でやってるライブに思えないのがなんかわくわくしたし、日本でやってるライブに思えなかった理由が悲しかった。
フラッグを被りながら彼女が歌うShe's My Religionはなんかもう神々しくて。MVでは彼女がガールフレンドに翻弄されてるけど、どう考えてもYou are my religionだった。
東京は最後にHeatherがどっか消えた、でもあの服でダイブはしないよな… と思ってたら、ステージの前を平然と歩いてきた。
端にいた私は、扉から退出する直前の彼女とがっつり握手して終わった。
横浜公演では、人生で初めて海外アーティストの「Yokohama!」が聞けて感激した。
幕張はTokyoだけど、横浜はちゃんとYokohamaだった。
箱が小さい分かなり前に行けてしまって、押しも強くてびっくりした。気付いたら3列目にいた。
それから歓声とシンガロング。
私がサマソニの声出しについてグダグダ書いたことが蛇足だったとしか思えないくらい、すっかり元通りのライブだった。まあ、マスク必須なのを除けば。
《セットリスト》
横浜は目の前でビリビリに引き裂かれて散っていったので東京の。多分同じだと思うけど。
TomorrowとかYou Don't Own Meとか、もっと強いやつもやって欲しかった…
会場のYokohama Bay Hallは、なんでこんな不便なとこにあるんだと思うくらい、駅は終点だわ、その駅からも遠いわ、住宅地とその住民用のショッピングモールを乗り越えた先にあるわで、ライブ終了後は真っ黒な集団がぞろぞろと駅まで向かってくのがシュールだった。
それでも海外アーティストにして地元のライブ、終演後は中華街で打ち上げ、最高かよ。
これからも前向きに横浜公演を視野に入れて頂きたい。
来年はコロナ?なんだっけそれ?みたいな、狂ったような来日公演の嵐で、気を抜くと情報を逃してしまってそうで怖い。
とりあえず今のところ、Rina Sawayama → girl in red → AURORAという、つよつよな女達のラインナップで一年が始まるので、どうにかこうにか生き延びれそうな気もする…