I'm just holding on for tonight.

どこにも行けない呟き

【ライブレポ】新しい学校のリーダーズ

今年はライブ1つ1つにレポを書く気力も自己愛もどうせないだろうし、とりあえず記憶があるうちにまとめに随時追記していこうと思ったのに、いざ書き出したら普通に2000字近くも書いてた。

楽曲に対する知識も無いのに、無意味に長い文章を書いてしまうのをやめたい。でもまとめたら見にくいからそのまま投稿する。

 

新しい学校のリーダーズ

なんとライブ初めが邦楽です。

あまりよく知らないけど、TikTokでダンスがバズって一気に大人気になったらしい彼女達。

自分が見た時は観客は50人だった、メンバーから直に物販を購入した、オトナブルーもリリース時に見た、という拗らせ古参ファンと一緒に行った。

でも自分の好きなアーティストがこんな風に一気にファンが増えたら私も嫌だなあ。

 

5日が仕事初めだったけど、その後に三連休があったから、もう実質仕事始めの9日。なんでこんな日にやるんだ…

定時退社からの開演時間ギリギリの到着。

彼女達の初の武道館ライブ。

 

失礼ながら同行者の為にチケットを取ったので、10曲も知らなくて、でも彼女達なら楽しめんだろ~という根拠のない余裕で臨んだ。

だからセトリなどの定番順も知らなかったので初心者丸出しの感想。

 

会場の中央に立体型のスクリーンがあった。

チケットに西と書かれていたから、てっきりステージの真横とかで見るのかと思っていたので、嬉しいサプライズだった。

 

取れたのは後ろの方の大して良くない席だったのと、かなり高い位置にあって高所恐怖症の私はハラハラした。

 

開演時間を少し押して、そのスクリーンが持ち上がり、中からメンバー4人が登場した。

 

晦日紅白歌合戦の時に着ていた紅白のセーラー服姿だった。

そりゃあの一回だけじゃ勿体ないからなあと、初っ端から冷静な感想。

 

初めての武道館ライブのはずなのに。

あまりにも会場にぴったりだった。

4人が四方向の客席に向けて踊るのは、まるでいつもそうだったんじゃないかと思うくらい。

4本の花道も彼女達だからこそ存分に活かせたものだと思う。凄く練習したのかなあ。

 

彼女達が自身で考案しているという曲に合わせたダンスが、エモーショナルな感情を全方向にぶちまけていて最高だった。

 

数曲目に披露された試験前夜では、スクリーンを大胆に使用した演出がとてもかっこよかった。

よくもあんな膨大な四字熟語覚えられたな…

これは撮影OKだったのか、オフィシャルなのか…?分からないけど、これのもっとすごいバージョン的な感じだった。

 

しんみりとしたイントロで始まった、切ないバラードかと思いきや思いっきりふざけた歌詞の知りたいにはずっこけそうになった。

最高に無駄なスクリーンの使い方だった。

 

海外のレーベルと契約を結んで以降?、外国のプロデューサー達と多種多様な楽曲をリリースしてきたらしいけれど、軽快なギター音から始まる青春を切り裂く波動には、ド定番のエモさを感じた 。

 

急に売れ出したとは思えないほどに大胆で、初々しさも緊張感もまるで感じなかった。

Suzukaが何度も天を仰いで絶叫していた。

 

彼女達のジャンルを問われたらロックだと思った。

 

それと共に涙もしていた。

「何年もずっと聴いてくれよ!という気持ちでステージから叫んできたのに、なんでみんな私達のグッズ持ってんだよ!」

「急な人気に戸惑う時もあった、でもいつも1人じゃなかった!ずっと4人でやってきた!だからみんなも1人じゃない!いつでも私達の音楽を頼って!!!」

今年一本目のライブでいきなり貰い泣きすると思わなかった。

 

アンコールの初めの曲に、大ヒットしたオトナブルーを披露。

この曲から好きになった恐らく大半を占めるだろう新参ファンに媚びずに、さらっと演奏を始めたのがよかった。いや知らんけど。

正直なところ、未成年への性加害のニュースがひっきりなしの昨今にこの曲がヒット曲となったのには複雑な面持ちだったので、彼女達が自らのグッズのTシャツ姿で登場したのにはなんだか安堵した。

 

デビューから8年。

皮肉なことに彼女達が学生じゃなくなってからの大ブレイクになってしまったけど、MCで繰り返し「誰でも何歳になっても、新しいことに挑戦し、それに向かって努力することは青春なんだ!」というようなことを言っていて、従来のニッチなセーラー服ユニットで終わらせずに、人気に応えるように全世代に向けて歌いかけるスタンスに舵を切ったことは、とても賢い判断だったのではないかと思う。

 

サマソニあたりでまた見れるんじゃないかとか思ってたら、なんかCoachellaのラインナップに登場してた。

あまりにもぶっ飛びすぎ。

 

でも彼女達ならば、全く臆することなく海外のオーディエンスを沸かせられるだろうと思う。

 

ライブ後のカレー

なんか以前武道館に来た時もインド料理食べた気がする。

メニューを見ているうちに、あれよあれよという間に店内は彼女達のグッズ姿の人間で埋まって可笑しかった。

 

さて、今年はどんなアーティスト達のライブが見れる一年になるでしょうか。