I'm just holding on for tonight.

どこにも行けない呟き

揚げた芋

久しぶりの文章。

個人的な投稿は結構消してきたので、これも多分消すかもしれない。

 

エッセイ漫画家、永田カビさんの新しい著書が出たらしい。

 

彼女の漫画は何作か読んでいるけれど、ファンを自称するには気が引けるし、今回のテーマである摂食障害は経験したことがないので、トリガーになるのは怖いし買うかはまだ分からない。

けれど、言葉に上手くできないもやもやした感情を、あまりにも如実に表現してくれる彼女のイラストには、見ていて一種のカタルシスのようなものを覚えて、何度も救われている。

 

ネットでの連載から始まった今作の一話目も、まるで過去の私のようで驚いた。

表紙から見て取れるように、話はコンビニのコロッケを貪る彼女から始まる。

(リンクから試し読みできる)

 

揚げた芋でしかどうにもできない気持ちというものが有る

 

大学時代、コンビニのコロッケに救われてた。

自分自身にお金を遣うことが無駄に思えて、許せなくて、昼ご飯が買えなくなった頃。

おそらくその頃から鬱病になっていたと思う。

 

大学の3つのカフェテリアを渡り歩いて、メニュー表を端から睨んで、どれもお金の無駄遣いに感じてその場から立ち去った。

隣接しているコンビニにも2店舗行って、棚の商品の値段を一つ一つチェックして、それぞれの数百円がとてつもなく高く思えて、全て元に戻した。

 

そんな私が最終的に行き着いたのがファミコロだった。

今は100円を超えてしまっているけど、当時は80円代だったと記憶している。

それは自分にとって許される金額だった。

そして揚げたてのそれは温かくて、とても美味しくて、炭水化物が腹を満たしてくれて、無事に一食分とカウントされた。

こうした無意味な行為をしているうちに、あっという間に休み時間は過ぎて、私はしょっちゅうファミコロを片手にゼミに顔を出していた。

 

まあ最近は過去の事はあまり気にならなくなったのだけど。

ファミコロ、あの頃の私を救ってくれてありがとう。

 

ちなみにサムネは全然関係ない、ふるさと納税でもらったクッキー缶だよ。

なんだか虚無ってる顔が可愛いね。

毎年一つはクッキー缶にしようと決めている。クッキー缶って、なんかただ理由もなく自分の為に買うのは気が引けるので。

缶にぎっしり詰まった色んなクッキー達からしか得られない栄養がある。

 

あー今もあんまり変わらんかもしれない。

先日スーパーでパイナップルが200円で売られているのを見て、抱えて帰った。

6等分して一週間の昼ご飯にした。

でも今はもう自分に責められることは無くなったから、その分成長したな!

 

 

ネガティブなことを呟くのを辞めて、代わりにそういった事を常に呟いているアカウントをフォローしていたら、7万人のフォロワーがいる方が、来年本を出すという。

ネガティブな発言も、私みたいな人間からは不快感しか与えなくても、見る人が多ければやはりコンテンツとして成功するのだという再認識と、コンテンツ化した彼女からは誰も幸せを求めていないのだろうなという虚しさを覚えた。

いや、カビさんにしろ、それが本人の望むことならば、ただただ過干渉で失礼な憶測を立てているだけになるけど。うん、そうであってほしい。

 

 

いい加減主治医の語る私の人物像にうんざりしてきた。

機能不全な家庭に育ち、未だに母親の影響に囚われ、会社ではADHDで仕事に苦戦しているらしい。

 

いつまでこれやってんだ。

毎月困り事を用意するのが馬鹿馬鹿しく思える。

 

まあ、完全な健康体に戻りました~なんてこともないわけで、不眠も悪夢も相変わらずだし、この一年もコンスタントに6時間寝れた日は無かっただろうけど。

でも普通に一人で生活できているし、今年は手術に引っ越しに、色々なハードルを飛び越えたので、この一年は評価に値すると思う。

 

でもその次は?

その先には一体何がある?

何年か前に、自分の人生はネット環境が悪くてなかなか読み込めないYoutube動画のようだと書いた。

グレーのバーが進まない、赤いバーが追い付いては止まる、ガタガタの動画。

用意された道が無い。

いや、人生みんなそんなもん?

 

前の記事に書いたけれど、どの道を見ても、自分がしたくてするのと、しなくて後悔しないか不安でするのと〜という面倒な思考にぶつかる。

来年は何かをする時に悩む時間を減らすのを目標にしようと思った。

私の場合、思慮深いだなんてことはない。同じ場所をただ行ったり来たりしているだけで、時間の無駄だから。

自分の思考回路を信じるな。よし、これでいこう。

 

ボーナスを貰ったので、ヨーロッパへの航空券を購入した。

これは一体、自分がしたくてした選択と、しなくて後悔しないか不安でした選択と、どちらだっただろう。

買ってしまった事実は変わらないので、もう考えたくもない。

 

透明な道にライブの予定だけが点々と置かれていく。