I'm just holding on for tonight.

どこにも行けない呟き

【ライブレポ】あいみょん

実は誕生日にあいみょんのライブに行った。

彼氏がファンクラブに入ってるほど彼女が好きで。ちょうど誕生日に地元でライブをやることが決まったので。じゃあ行くかって。

先日書いたように私は自分の誕生日が大嫌いなので、絶対的に「楽しい」予定が入って少し安心した。

そういえばようやく彼氏って書けるようになった。なんか苦手な単語だった。何で今更なんだろ。仕方なく恋人って書いてたけど、なんかそれも違うな… といつも思ってた。このブログ彼に読まれたら捨てられるな。

 

邦楽もわりと聴く。でも洋楽と違ってポピュラーなジャンルばかり聴いてる気がする。最近はヨルシカを気に入ってる。あ、でもamazarashiも好きだわ。いかにも好きそうな人間であることは自覚してる。

子供の頃はメジャーなアーティストしか耳に届かなかったし、そこから有名な洋楽ポップ洋楽ロックと移動したので、洋楽バンド好きの人達が推してるようなアンダーグラウンドな邦楽バンドは、結局通らないで来てしまった。(バンプとかは聴いてたな)

捻くれものなので、あれが好きならこれも好きでしょ、っていうぞんざいな勧め方をされると、一気に聴く気が無くなる。似てるなら聴かなくてもいいやって。つくづく深く狭くな人間だなと思う。

 

あいみょん

いつも思うけど、邦楽アーティストって、めちゃくちゃ歌上手いよな。彼女は路上ライブで叩き上げられたから尚更か。

よくこれだけ長い時間、音程を外さずキーも下げずに歌えるなと思った。名だたる洋楽アーティスト達よ、見習ってくれ。

でも邦楽のコンサートは正直苦手だったのを思い出した。棒立ちか、みんなで同じ動きをするかみたいな。HSPの私は緊張感すら感じる。コロナのせいで尚更。

もっともファン層によるか。duoのAURORAも大人しくて怖かった。ワンオクのライブは担架が大活躍してた。

 

愛を伝えたいだとかは照明が凄い素敵だった。確かピンクと紫が交互に切れ替わった、甘くて気怠い感じが良かった。

 

生きていたんだよなはアコースティックだった。伴奏も無くて、スポットライトに彼女1人が照らされてた。

あいみょんを知ったのは7年前とかだった。Twitterに路上ライブの動画が流れてた。

リプ欄に「これ誰ですか?」って質問があったのを覚えてる。

今思うと凄いよな。今や知らない人なんかいない位の「あいみょん」が、固有名詞になる前の時代だ。

それがこの曲の動画だった。強烈で忘れられなかった。

"二日前にこのへんで飛び降り自殺した人のニュースが流れてきた"

奇を衒った始まり方と思いきや、その台詞を後にして、自殺した彼女を否定する言葉が一切出てこない。ポジティブにさえ受け取れるような歌。

"「今ある命を精一杯生きなさい」
なんて綺麗事だな
精一杯勇気を振り絞って
彼女は空を飛んだ
鳥になって雲をつかんで
風になって遥遠くへ
希望を抱いて飛んだ"

自殺という行為をこんな風に表現するなんて。凄い感性を持った人だと思った。

"生きて生きて生きて生きて生きて
生きて生きて生きていたんだよな
新しい何かが始まる時
消えたくなっちゃうのかな"

 

SpotifyだったかYouTubeだったか忘れたけど、デモ音源が出て聴いてた。

それから何年かしてふと思い出したら1stアルバムが出てて、そこにその曲のタイトルを見つけた。

イントロのピアノを耳にして、こんな洗練された音楽になっちゃうのかあと思った。それは別に悪い感想ではなくて、完成度の高い「音楽」になったことが新鮮で、その後もよく聴いてた。多分あれが彼女がミュージシャンになった事を実感した時だった。

でもアコギ一本での演奏は、当時のデモ音源を彷彿とさせて懐かしさに襲われた。すごく嬉しかった。やっぱり殺伐とした感じが似合ってて好きだなあ。

Spotifyに音源無いなあと思ったけどYouTubeにあった。

泣きそうになる。

いつまでもこの曲の話ばかりしてる害悪な古参ファンだけど、彼女のセトリにいつまでも入り続ける限り安心して語れる。

 

君はロックを聴かないも凄い好き。

ストーリー性のある曲が好き。語彙力の高い曲が好き。情景がありありと浮かぶ。

"埃まみれ ドーナツ盤には
あの日の夢が踊る
真面目に針を落とす
息を止めすぎたぜ
さあ腰を下ろしてよ"

One of a kindって感じ。いつまでも歌詞が人の脳裏に貼り付いて離れない類の曲。最強だなと思う。

初めてこの曲を聴いた時、ユーミンを彷彿とさせた。歌詞は全く関係無いけども。

どの曲にも物語があって、子供の頃大好きだった。

"町の灯が やがてまたたきだす
二人して 流星になったみたい
中央フリーウェイ
右に見える競馬場 左はビール工場
この道は まるで滑走路
夜空に続く"

邦楽にも洋楽と同じくらい歌詞が好きな曲がいっぱいある。

私のブログの曲は全部歌詞が好きだから載せてる。だから邦楽も咄嗟に紹介したくなって、それから我に返る。元から日本語の歌詞は載せる意味が全く無い事に。

 

《セットリスト》

マシマロ
桜が降る夜は
マリーゴールド
今夜このまま
プレゼント
テレパしい
愛を知るまでは
初恋が泣いている
ユラユラ

スーパーガール
愛を伝えたいだとか
○○ちゃん
君がいない夜を越えられやしない
生きていたんだよな
ひかりもの
裸の心
ジェニファー
ふたりの世界
夢追いベンガル
貴方解剖純愛歌~死ね~
君をロックを聴かない
ハート
双葉

 

これだけやったのに聴きたい曲を何曲かやらなかった。というか、そう思うほど彼女の曲を知ってた自分にびっくりした。

何故かライブが終わってから、この台上がるんだぜ〜ってやって昇降ステージ使ってた。

いや何でライブで使わんの。

 

関係者がコロナになって、直前の4公演が全部キャンセルになってて戦慄が走った。無事行われたことすらラッキーだった。嫌な世の中になったな。

今年の運は海外旅行で全部使ってしまっただろうから、今は無事サマソニに行けるか不安で仕方ない。

 

会場

横浜、どうした???

東京のライブハウスがばたばたと潰れていく中、新しい会場が次々と出来てる。

なんと11月のPale Wavesの来日公演では、10年程前に存在した幻の横浜公演が復活した。そんなことされたら、東京と横浜両方行かなきゃならないじゃないか…

 

ライブレポというわりにはあっちこっちに話題が飛んだ酔っ払いみたいな文章になってしまった。結局3曲しか触れてないし。まあいいか。なんか思い出したら追記する。いい加減だな。

 

文章書くの好きだったのに、最近また「何の意味があるんだろう」モードに戻りつつある。レコードプレーヤーを買えなかった時に。まあ結局買ってないんだけど。憂鬱。

 

レコードプレーヤーが買えない情けない話

普通の人は自分が好きな事をする時に意味とか考えたりしないんだろうな。悲しい。