I'm just holding on for tonight.

どこにも行けない呟き

【ライブレポ】2月まとめ

嵐のように大荒れだった2月を、脳内で何度も再生しているうちに、3月ももう終わってしまう。

もともと洋楽ファンを翻弄させていた来日ラッシュに加えて、勝手に地球の反対側まで見に行くライブを追加するという救いようもないことをしてました。

でも全く後悔していないです。

 

Nothing But Thieves (2/8,10)

今年のベストアクト。

 

Linkin Park (2/12)

帰国したその日に即ライブ。

全く後悔していないです。

 

Sigur Rós (2/15)

2日後にまたライブ。

ゴリゴリのロックを浴びたあとのオーケストラ。落差が凄い。

スケジュールがみちみちだから疲れて寝ないか心配だった。結果、寝ずに済みました。頑張った。

4曲目に到達した時点で、近くで安らかな寝息が聞こえた。

 

少し前にブログに書いたけれど、これは映画を見るのに近い体験だなと思った。

暗闇の中で、身動きしないまま、全身に芸術を浴びる。圧倒的に受動的な行為。

自分の存在が無になるような感覚

彼らのライブの様に、一緒に声を張り上げて歌うことも無いし、もちろんメンバーに気づかれているなんて自意識過剰も発症しない。

ああ、この感覚、凄くいい。

月に一度の頻度で味わいたいくらいだ。それこそメンクリに通うみたいに。

 

Jónsiの歌声のない曲を選ぶのもどうかとは思うけども、夢の中で聴いた事があったVarðeldurを聴けて嬉しかった。

アイスランド出身の彼らの音楽は、きっと雪と氷に閉ざされた冬の景色が背景にあるのだろうけど、それらを経験したことが無いからか、私の中ではなぜか、真夏の夜を想起させていた。

涼しい風の吹く真夜中に、月と星々の光だけを頼りに、森の中を、素足で彷徨い歩いている気分。

でもアイスランドもいつか訪問してみたいな。

 

AURORA (2/17)

一日開けて、また東京ガーデンシアターへ出向いた。

 

Fontaines D.C. (2/23)

昨年旋風を巻き起こしていたバンド。私は嫉妬しまくってましたが。

ある意味、楽しみ!という、悪い意味でも強力なストレスのかからないライブというものは、それはそれで気楽に見れて良かったかもしれない。ってなんかボロクソに言ってるように聞こえる?すみません。

普通に楽しかったので、結果的に見れて良かったです。

 

インドネシアのフェスで会ったNBTのファンの子が日本に見に来ていたので、再会した。

プレゼントを貰った。

しつこいくらいに言っている気がするけど、日本の外に、私に会ってくれる人が沢山いる。これは絶対に当たり前のように感じたくない。

私の英語はまだまだボロクソだけど、沢山の出会いをくれたのだから、少しくらいは自分のアイデンティティの一つとして捉えてもいいんじゃないかなと思う。

 

新譜はそれなりに聴いていたので、それらの演奏の始まりには周りのオーディエンスと同じくらいおーっと歓喜した。

前の方で見ていた人達の動画を見たら、ボーカルGrianの歌声が殆ど入っていなくてびっくりした。

やっぱり前の方が音が悪いというのは本当だったんだね…

それとこの、オーディエンスのど真ん中で肩車してもらおうと思えるメンタルが凄く羨ましいと思った。ライブ中に余計なことが頭をよぎりがち。

 

彼女はDeegoのファンだった。

彼、名前Conorだったのね。メンバーに2人いるなあとは気づいていたけど。

彼女に撮った写真やSNSを見せられていたら、なんだか私もファンになってきてしまった。可愛いな。

 

Green Day (2/25)

いやー最高に楽しかった。

家から徒歩圏内だけどキャパ的に自分とは無縁の会場だと思っていたKアリーナで、初めて見るライブ。

どうせ仕事終わりだから前には行けないので、もうここはモッシュピットで踊り狂うしかないとはじめから決めていた。

 

モッシュピット、好きなんだよね。この歳でそんなことあんまり書きたくないけどさ。

だってディッキ履いてツーステ決めますとかライブ前に呟いているアカウントなんてみんな痛々しいと思ってるでしょ。何しに来てんだよって。まあ最近はあまりアプリ開いてないから見てないし、まだ存在してるのかも知らないけど。

私だって初めてモッシュピット見た時は、なんでステージ見ないで勝手に暴れてんの?!迷惑!としか思わなかった。

でも音楽に浸れば浸るほど、なんだか他の情報がうるさく感じられて、気が付けば目を閉じてしまっている自分がいて。

初めてモッシュピットに飛び込んだライブはFall Out Boy

常々、この鳴り響いている最高の音楽を全身に浴びたい、自分という人間を脱ぎ捨ててこれと一つになりたい、と思っていて、なるほど、これはかなり一つになるに近しい行為なのではと感じた。

何物でもない、音楽だけが私の身体を動かしている。全てがもみくちゃなので、誰からも認識されない。自意識も飛散して消えていく。

これもこれで、一つの無の形だ。

私が音楽に溶けて存在しなくなる。

 

なんかこの動画もはや芸術度高くない?

ただのバックアップとして投稿してるけど、地味に500人以上に見られてて、高評価もされててウケる。

 

モッシュピットが出来るあたりの空間は割と穴場でもあって、前の方と違って人がぎちぎちに詰まっていないから、曲調があまり激しくない時は自由に踊れたりもする。

自分と同じ熱量でその音楽へ向けた感情を露わにしている人達と空間を共にしていることも快感。

ダイブも2,3回したことあるけど、それはちょっと歳なのでもう辞めておこうかなと思う… 落ち方失敗して体痛めたくないし。

 

Green Dayのファンはみんな優しかったな。

転んだ時はあたらないように避けてくれたりした。SUM41の時もそうだったな。基本的にただ暴れたいだけの集団じゃなくて愛を感じるから好き。

というか、自分の周りの男女比は9:1とかで、おねーさんほんとにここいて大丈夫?的な視線をちょいちょい感じたね。

とりあえずトートバッグ持って挑むのは馬鹿すぎたので反省してます。すみません。

サマソニまでにショルダーバッグ買います。

私の今の夢はモッシュピットで彼らのAmsterdamで踊る事だなあ。

 

奇跡的に3人が収まった写真。

それにしてもBillie、本当に53歳か?!

声量と音程の安定感よ。この熱量のライブを、この歳で毎日の様に続けられるの凄いな。

全力でオーディエンスと向き合っているのを感じた。アリーナ全体を包み込んでしまうほどの温かさを、彼自身から感じた。

 

横浜2日目で、最後にステージに呼ばれてギターを弾いた男性がいたのをSNSで見た。

フォロワーの誰かが、きっと彼が産まれる前に出た曲なのに、こうして新しい世代にも伝わっていくんだねえといったような呟きをしていた。

私にとっても彼らの音楽はそうだなと思う。

Dookieは産まれた年にリリースされたアルバムだし、この日に聴いた楽曲はほぼ全て、リアルタイムで追ってはいなかった。

音楽には、芸術には寿命なんてものは存在しないということを、改めてありありと認識する。きっとその人がその音楽に出会う瞬間が、その音楽が存在すべき時だ。

 

それと私は以前より、初期の作品がヒットして、それから先どのような作品を出しても、過去の作品ばかりが評価され続けているようなアーティストの気持ちを、勝手に知った気になっていた。

思い込みも良いところだ。

彼らのライブを見て、考えを改めようと思った。

Green Dayのライブの姿勢には、彼らが自ら、古くから存在する楽曲に、永遠の命を吹き込んでいるように感じられた。

 

NBTは昨年、彼らのEUツアーのサポートアクトを務めていた。

インタビューで、Billieがバンドが長く続いている理由として、互いがバンドメンバー以前に、学生時代からの友人同士だからだと話していて、同じように学生時代にバンドを組んだ彼らはシンパシーを感じたと言っていた。

彼らもこの先何十年もずっと仲良くバンドを続けていて欲しいなあ。

いやきっと、彼らなら願うまでもなくそのはずだ。

私には可愛いConor Mason53歳が仲間たちとロックしてる姿が見えるぞ。

そして彼らの1stアルバムがリリースされた頃に産まれた子達が、彼らのライブを見に来るんだ。

 

3月はアウトプットの月にしたいと思っていたものの、こうして2月を振り返ってただけであっという間に過ぎ去ってしまった…

でも絵の練習をしたりもしてた。あとは創作活動を再開させようとしていたり。

自身もアーティストとしてちゃんと活動していこうと思う。

 

どこまでも溢れてくる彼らへの愛が、ドーパミンからセロトニンに代わりつつあって、それは良いことだなと思った。

なにせ今年はもう、彼らは来日しないことが分かってますからね。悲しきかな、心がとても穏やかだ。もう彼らには2023年の春からずっとハラハラさせられっぱなしだったので。

 

そういえば、今年はサマソニに行きたくないとか思っていたけれど、どんなにしょぼいアナウンスのされ方だろうと、Fall Out Boyがヘッドライナーときちゃ、行かないという選択肢はなくなってしまった。