I'm just holding on for tonight.

どこにも行けない呟き

【ライブレポ】2017年まとめ

今年見たライブのざっと振り返りメモ。

 

Catfish and the Bottlemen (1/12)

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トップバッターにして今年のベストライブ。

前日にチケットを悩んで結局買わなかったらどうなってたんだろうと思うと恐ろしい。

紛れもなく今年一番の買い物だった。

あんなにめちゃくちゃに全身でぶつかってくるギタボ初めて見た。それからBondyのギターソロ。殺されるかと思った。めちゃくちゃ楽しそうにドラム叩く人だなって思ったボブホ

開演15分前とかに場内入ったせいで前の方にいけなかったから、棒立ちの人も多い中一人で飛び跳ねまくってしまった。Soundcheckでヘドバンしてたのは私だけでしたね。ごめんなさい。

てかどうでもいいけどつくづく一目惚れとかしない人間だな私。

前日にメンバーの顔と名前覚えようとして挫折したくらいなんの印象も持たなかったはずなのに、ライブ見たら4人とも惚れ込んでしまって、即座に彼らのアー写でフォトフォルダが真っ黒に染まった。何故。

ハイライト : Soundcheck / Anything

 

Two Door Cinema Club (1/13)

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前日の興奮冷めやらぬままで、ナマズTを着て参戦。でも彼らは何年も前からずっと見たいと思っていたから、発表された昨年の夏からずっと楽しみだった。

ぼっちなので会場に入りテキトーなところに突っ立っていると、「そのナマズTいいね!いつ見たの?」と隣の彼からいきなりEnglish。

人間突然話しかけられると、とっさにyesterdayすら出てこないらしい。3秒くらい固まってしまった。

彼はなんとブルネイ!の留学生だった。自国でライブが無いから留学してる山形の大学から電車ではるばるやってきたのだとか。

もうね、日本に来ないバンクーバー産のバンド追っかけて留学先から深夜バス決め込んだ私、シンパシーしか感じなかった。

だが更に驚くことに、ブルネイは熱心なイスラム教国だからライブ自体が禁止で出来ないんだそう。戦慄が走った。普段はシンガポールまで見に行くらしい…

あの時なんで話しかけられたのかは未だにわからないけど、君の英語うまいねー他の日本人はEnglish, No!って逃げちゃうって喜んでた。まあ、確かに分からなくもない。この程度の英語力でも彼の話相手になってあげられて良かった。

開演までの小1時間喋ってライブも一緒に踊って楽しんだ。チケット見せて日本ではコンビニでライブチケットが買えるんだね!すげえ!って感動してたのが可愛かった。終わってハグしてバイバイした。ライブ会場での一期一会。素敵!

TDCCは昔から作業用BGM的な感じで、聴くときは必ずアルバムを流してたから、シングル曲とかライブの定番曲とか全然知らなくて、実際ライブ行ってみて、え?この曲もやってくれるの?これもやっちゃうの?何なの最高なの?!って感じだった。まあ当たり前だよな、全部好きだったもん。

いまセトリ振り返ったら19曲もやってくれてた。そりゃ最高な訳だわ。

Alexの長髪はずっと馴染めなかったはずなのに、生で観たら惚れてしまった。ギターを弾いてない時の歌いっぷりが凄く優美だった…

ハイライト : Next Year / Gameshow / I Can Talk

 

Fall Out Boy (3/22)

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今回彼らを見て確信したのだけど、ライブは3回目以降が一番心から楽しめる気がする。

ATLもそうだった。1回目は初めて生で見るという緊張や興奮が混じり、2回目はその時の感情にはどうやったって勝らない。

3回目にして余裕が生まれるというか、ただただ純粋にライブを楽しめる気がする。

そう、3回目の今回が今までで一番楽しかった!大好きだったtake overをはじめに旧曲を結構やってくれたことも嬉しかったけど、同じくらいABAPからいっぱいやってくれて嬉しかった。リリース後初のツアーだから当たり前っちゃあ当たり前なんだけど。自分でも意外なくらい、ABAPも凄くお気に入りのアルバムだったみたいだ。

彼らのセトリは、緩急織り混じってて体力無し人間にも優しい気がする笑。モッシュピットで思いっ切り踊って、ローテンポな曲で呼吸整えて、また突っ込んで…ってずっとやってた。もう楽しくて楽しくて仕方なかったことは覚えている。

最後にSaturdayで初のダイブもしてしまった。もう私はただただ彼らの音楽が大好きで、これからも大好きでいるだろうということを確信できたライブだった。

ハイライト : Take over / Arm’s Race / Save RnR / Fourth of July

 

Waterparks (5/24)

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ATLの前座。Geoff君のアンプが目の前にあったせいで彼のギター音にかき消されてAwstenの歌声があんま聞こえなかったのは内緒… でもギター格好よかったから良いよ!好きだよ!

自分が高校時代にpop punkフリークだったからか、すごい懐かしい感じのするサウンドに思った。まさにATLのNPみたいな。3人の人柄もめちゃくちゃよかった〜

ハイライト : Made in America / It Follows

 

All Time Low (5/24)

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彼らを初めてみたライブではAlexの目の前1mにいたのに、最近はメンバーそっちのけでもっぱらモッシュで踊りまくるバンドになってしまった。でもそこまで到達した方がいい気がする。本当に音楽を楽しめる気がする。

それから今回のミッションは昨年のDJイベントの時にJackに投げて最後に置いてかれたブラを何としても手放すことだったんだけど、Jackがまたつけてくれた上に公式カメラマンが写真撮ってくれてた。ラッキー。ありがとう!

ハイライト : Kids in the Dark 

写真 : 公式Facebookより

 

Fuji rock (7/28)

稲妻に打たれるが如くハマってしまった彼らのライブを再び見に初フジロック… 今までサマソニ行く行く詐欺パンスプ行く行く詐欺と繰り返してきて、初フェスがフジとか笑ってしまう。青春18切符を片手に始発に乗り込んで苗場へ。

 

Catfish and the Bottleman

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ずうずうしくも最前ど真ん中で観れてしまった。我儘に付き合ってくれた先輩ありがとうございます。でも前回の猛反省してたので大体歌えるようにしてきた。

7とかシンガロング楽しかったなあ。それから夕暮れに染まるホワイトステージ。この世のものに思えなかった。

最後のTyrantsはもう格好いいなんて形容をとうに飛び越えてしまってどんな感情になればいいのかわからなくてパニック状態だった。FOBで書いた通り次の3回目がとても楽しみ。

ハイライト : Anything / Tyrants

 

Queens of the Stone Age 

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Gorillaz

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フェスが初めてだから野外ライブももちろん初めてで、この時はただただその場の空気に酔いしれていた。なんて素敵な空間なんだろう!って思った。

この後にサマソニにも初参戦した訳だけど、日常から断絶、隔離された空間という意味ではフジの方が魅力的だった。

 

summer sonic (8/20)

私がフェス参戦を今までしてこなかった理由は、体力の無さもそうだけどなんか、「もったいないから」。一日で沢山アーティストを見ることをもったいないと思ってた。

元々余韻をめちゃくちゃ引きずる癖があるから(それこそ何ヶ月でも)、映画も連日で見たりできない。1日置きだって厳しい。1月のナマズも迷ってた理由はTDCCと連続だからってだけだった。余韻に浸る時間が無いじゃん!みたいな。

とりあえずそのクソみたいな発想は金輪際捨てますね。

 

The Struts

魅力しか感じないボーカルだったなあ。格好いいし楽しかった。声量半端ない。あとなんかベーシストが凄いイケメンだった。ウインクしてくれたんだけど。

ハイライト : One Night Only / Kiss This

 

Circa Waves

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格好よかった!格好よかっただけに不完全燃焼感が半端ない。特に2ndからもっとやってほしかった。また見させて。

ステージのバックにこの目玉が現れて2ndの1曲目Wake Upのイントロが流れたとたん興奮でゾクゾクしたのを覚えている。

9月に携帯が壊れてデータがほとんど消えてしまって、せっかく小心者ながら始まる前に撮ったステージの写真が消えてしまった。腹いせに公式の写真借りる。

実は不完全燃焼な理由はもう一つあった。私の2つ前にいた人、一番前の通路側、すなわち角、一番ステージが見やすいはずのところに立ってた人が彼らのライブ中ほとんど下向いてスマホいじってた。この人はなんなんだろうって思った。更に腹が立ったのは私と一緒でサーカのあとに抜けたこと。次のバンドのための地蔵でもなかったのに、本当に何やってたの???サーカのメンバーに親でも殺されたのかな?

そのあとの煽ってんのかわかんない公式インタビューで輪をかけてげんなり。(日本は第二の故郷?フェスはトップバッターのほうが良い?etc)

お願いだからまた懲りずに来日してください…(土下座)

ハイライト : Wake Up / T shirt weather

写真 : サマーソニック公式

 

All Time Low

もう6回目だよ。楽しかったよ。古参ファンだらけでもうみんなノリ方わかってんじゃんって感じだったよ。

ハイライト : Lost in Stereo / Dear Maria

 

Royal Blood

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音の暴力って感じだった。骨の髄まで響いて染み込んできた。なんであんなに格好いいんだろう。

なんか、彼らはずるいんだよね。格好いいのに格好いい振りを全くしない感じが。バンド名も格好いいしさ。ずるい。スッキリの超脱力系ライブにはめちゃくちゃ笑わせられた。

ハイライト : Out of the Black / Figure it Out / Where Are You Now? 

 

KESHA

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格好よすぎた…

この日一日で色んな形の「格好よさ」を浴びれて最高だったな。大好きだったDie Youngをやらなかったし、新曲もあまりやってくれなかったんだけど、彼女の力強い復活の姿を見れただけでよかった。格好いい女性が好きでたまらない。

 

SUM41

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もう色々見れて十分満足だったから、後ろで大人見するはずだったのに、気がついたらモッシュピットにいたよね。楽しすぎか。

彼らの音楽は青春だから、生で聴いているのが不思議な感覚だった。そして本物のデリック。バックの骸骨の存在も手伝って地獄から来た使者みたいだった。最強だった。考えたらこれが今年見た最後のライブなのかあ。

 

番外編

Matt Webb

アメリカで観たMarianas TrenchのギタリストMattとまさかの再会を果たした。日本で。日本で!

唐突に「日本旅行するけどオススメの観光地とかある?」なんてTwitterで言い出して。

信じらんないよ。だって私あなたの音楽大好きなんですけど。日本に来ないから私から見に行ったくらいなんですけど。

何すればいい??ライブだよ、ライブやってくれよ。日本はリゾート地じゃねえよ。

でもまあ、夫婦水入らずの旅行中に邪魔しちゃ悪いよなーなんて思っていたら、彼の方から「誰かTokyoで会おうよ!」と。

カフェにいるよって住所送ってくれたから駆けつけたけど、まずテーブルに座ってる姿が素敵すぎて(バンドのイケメン担当)そのまま隠し撮りして逃げたい衝動に駆られた。

迷惑じゃないかずっと不安だったけど、彼はすごい喜んでくれて、インスタに載せてくれた写真にも他のファンから素敵!とかポジティブなコメントがいっぱいきてた。

そっか、地球の反対側にもファンがいたら嬉しいかって、会ってあげられてよかったのかなって思った。

まあね、平日の真昼間に原宿にいるけど誰か会えない?なんて突然ツイートして30分後に飛んでくるファンなんてそんなにいないからね、大分頭おかしい類のファンだからね。気をつけてね。

 

Grace VanderWaal

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6月と11月と、13歳のSSW、Graceのフリーライブを2回も見れてしまった。

2回とも緊張を感じ取れたしMCも間違いだらけで可愛かったけど、歌い始めるともう違う。完全に歌を自分のものにしているなって思った。彼女は強い。どんどんbigになってしまえばいいと思う。

彼女の強さは歌詞にも現れてる、本当に歌詞が素敵で好きなの。

日本でもプロモーションは盛んだけど、そんなに歌詞に触れられてない気がして勿体無いなって。まあ洋楽だから仕方ないけど。1曲1曲歌詞読んでみてって思う。そんなに難しくないから。難しくないけど、13歳の少女がこれを歌にして大勢の前で歌うことはやっぱりすごい。

 

年々見るライブが増えてく上に遂に今年はフェスデビューまでしてしまった… 

何かにハマること、好きになることに若干の恐怖を感じる性格だから、いつも冷めてようと思ってたはずだったのになー。

初めて洋楽CD買った日も、外国の音楽なんか飽きるんじゃないかって1時間店内で頭抱えてたよね。いつからこんなになったんだろ。

洋楽は完全に私の人生の一部になった。もう一つがミニチュアだから、自分の好きなことで好きなものを表現して更に沢山の人に見てもらえることは、幸せ以外の何物でもない。私の人生そのものだから。

2017年は沢山の人に恵まれて、そういう機会が多かった。これからは自分からもっと掴んでいけるように努力する。

 

【和訳】Wildfire / Marianas Trench

4thアルバムAstoriaからの2ndシングル。エモーショナルな曲風は前作のFalloutやBy Nowを彷彿とさせるし1stっぽさもある。それもそのはず?、Josh曰くこの曲は15年も前から温めていたんだそう。 

Wildfire

Sitting alone in a tiny room
Waiting for dawn it should be breaking soon
I know where you are
And I know where you've been
But I never thought we would be here again
小さな部屋に独りで座ってる
夜明けを待ってる すぐに現れるはずだ
君がどこにいるか知ってるよ
それから今までどこにいたのかも
でもここに再び二人で来るだろうとは思っていなかった

You say that you're lost and need to find yourself
Can't do that with me, but with somebody else
You say you're still here
But you've found a new home
I say that's a nice way to say I'm alone
君は迷子になって 自分を見つけるんだと言う
俺とじゃなく 他のだれかとじゃないと駄目なんだと
君はまだここにいると言う
でも君はもう新しい居場所を見つけたんだ
だから俺は独りぼっちで良いんだってことにするよ 

When did we both get so afraid to speak though
I thought we got each other's hearts
So I pushed you way through
Hurting myself to live with it
いつから互いに話すのを恐れるようになったんだろう
互いの心を掴んでいたと思ってた
俺は君を押し退けて
堪えようとして自分を傷つけている

I don't know how we could ever let this transpire
You know I thought this love would always burn like a wildfire
Like a wildfire, like a wildfire, like a wildfire, like a wildfire
どうやったら消し去ることができるのか分からないよ
だってこの愛は いつも山火事みたいに燃えていると思ってたんだ
山火事みたいに

So now you show up when you're alone again
But we haven't changed, but now you're interested
And maybe you're here because you wanna come home
But what if you're just afraid to be alone
そして今君は 独りになるとまた現れる
でも俺たちは変わってない でも君は興味を引かれている
きっと君は 我が家に帰りたいからここにいるんだろ
でももし独りになるのが怖いだけだったら?

I guess I don't know how
You'd want it back now
I thought you got yourself a way out
How do I prove it to myself you're ready now
God I want to
君がどう関係を戻したいのかもう分からない
君は答えを見つけたんだと思ってた
君がもう大丈夫だと どうやって信じればいいんだろう
ああ 信じたい

Now you want me
But what if your heart's a liar
Cause if you change your mind again
I'll burn like a wildfire
Like a wildfire, like a wildfire, like a wildfire, like a wildfire
今君は俺を求めてる
でも君の心が嘘をついていたら?
だって もし君がまた心を変えてしまったら
俺は山火事みたいに燃え上がる
山火事みたいに

From wedding bells to private hells
To fresh new starts and wish-you-wells
From up in lights to up in smoke
We just can't let this go
ウェディングベルから 独りの地獄へ
新しい出発 君の幸運への祈りと共に
ライトに照らし出され 儚く消え失せる
俺たちはこれを手放すことができない

Maybe this time it could work
If our need is dire
Maybe our future's so bright it fucking burns like a wildfire
Like a wildfire
Like a wildfire, like a wildfire
(A wild fire)
Like a wildfire, like a wildfire
Like a wildfire, like a wildfire
きっと今回はうまくいく
もし俺たちの望みが悲劇的なものなら
きっと俺たちの未来はとても輝いていて
山火事みたいに燃え上がるんだ
山火事みたいに

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めっちゃエモい曲きたーと思ったら歌詞もめちゃくちゃエモい。

この曲というか、このアルバムというか、前のもその前のも、彼らの恋愛系の曲はほとんど一人の女性、長年付き合ってた彼女について歌われている。婚約を解消してからも付かず離れずな関係が続いてるってことなんだと思う。

この前(この曲リリースから2年後の2017年)のハロウィンではJoshが彼女と仮装した写真をあげていて(しかも二人で衣装交換までして2パターン)、ファンの間に衝撃が走っていた。ただの友達に戻ったのか、でもそれにしては親密そうな感じって。一度婚約破棄して去っていったくらいだからファンもあまり彼女のことを好いてないんだよね。

でもJoshは彼女にぞっこんなので、どちらにせよ彼が幸せになれればいいと私は思う。。。Joshーーー めちゃくちゃ幸せになってくれー そして日本に早く来てくれー

 

【和訳】Sing Sing / Marianas Trench

ファンに向けて書いたとされる曲で、てんてこ舞いな感じの歌詞とリズムが可愛くて好き。時々入るコーラスも最高だし、パンク色の強い速くて短い曲ながら魅力がいっぱい詰まっててお気に入りの一つ。これももうライブでやるような曲じゃないけど…。

youtu.be

Sing Sing

Can I have your attention? Whoa Whoa Whoa
I just open my mouth
Is it clear?
Is it loud for you?
君の注意を引けてる?
俺は口を開けてるけど
見えるかい?
聞こえるかい? 

You just need me to be stable
But I won't be able
To keep it together again
Now don't pretty please me
You're not making it easy to slow me down
君は俺にそのままでいてくれって言うけど
抑えたままなんてできっこない
だからそんなお願いしないでくれ
俺のスピードを落とすのは簡単じゃないんだ

It's no wonder
I'm not eating
I'm not sleeping
You say
Sing, sing to me
Sing me something I need
Sing new, sing good
God I wish that I could
そりゃもう当然
俺は何も食べてないし
寝てもない
君は言うんだ
歌って、私に歌を歌って
私が求めてることを歌って
新しくて ステキな歌を歌って って
ああ そう出来たらいいのにさ

Are you hearing me now?
Hear the sad little sounds as they fall from my mouth
俺の声を聞いてるかい?
悲しいちっちゃい音を聞いてくれよ
俺の口からこぼれ落ちるから

You just need me to be stable
But I won't be able
To keep it together again
Now don't pretty please me
You're not making it easy to slow me down
君は俺にそのままでいてくれって言うけど
抑えたままなんてできっこない
だからそんなお願いしないでくれ
俺のスピードを落とすのは簡単じゃないんだ

It's no wonder
I'm not eating
I'm not sleeping
You say
Sing, sing to me
Sing me something I need
Sing new, sing good
God I wish that I could
そりゃもう当然
俺は何も食べてないし
寝てもない
君は言うんだ
歌って、私に歌を歌って
私が求めてることを歌って
新しくて ステキな歌を歌って って
ああ そう出来たらいいのにさ

All my indecision
All of my excess
Don't you ever tell me I'm not lovin' you best
I just need a minute
I just need a breath
It's very hard to drink to my continued success
優柔不断
キャパオーバー
俺が君のことを一番愛してないだなんて言わないよな?
俺はただちょっと時間が欲しいんだ
ただ一息つきたいんだ
成功が続くのを願うのはめちゃくちゃ大変だ

Do I have your attention?
You just need me to be stable
But I won't be able
To keep it together again
(together again)
Now don't pretty please me
You're not making it easy to slow me down
君の注意を引いてる?
君は俺にそのままでいてくれって言うけど
抑えたままでいるなんてできっこない
だからそんなお願いしないでくれ
俺のスピードを落とすのは簡単じゃないんだ

It's no wonder
I'm not eating
I'm not sleeping
You say
Sing, sing to me
Sing me something I need
Sing new, sing good
God I wish that I could
そりゃもう当然
俺は何も食べてないし
寝てもない
君は言うんだ
歌って、私に歌を歌って
私が求めてることを歌って
新しくて ステキな歌を歌って って
ああ そう出来たらいいのにさ 

(Sing, sing to me)
All my indecision
(Sing, sing to me)
(Sing, sing to me)
All of my excess
(Sing,sing to me)
Don't you ever tell me I'm not lovin' you best
All my indecision
All of my excess
Don't you ever tell me I'm not lovin' you best
God I wish that I could
Yeah-eah-eah!
優柔不断
キャパオーバー
俺が君のことを一番愛してないだなんて言わないよな?
ああ そう出来たらいいのにさ

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ファンの期待に応えたい、でもそれ以上に自分自身をがっかりさせたくない。1stのFix Meの次のアルバムということで、今までと違う新しいプレッシャーがあったんだろうね。でも彼はアルバムリリースを急ぐごとを選ばなかった。3年近くかけて2ndのMasterpiece Theatreを作った。それだけの価値あるアルバムが出来たと思う。一曲目が証明してる。これのアルバムツアーはカナダ国内でしか行われなかったと思うんだけど、いまだに信じられないし勿体無い…
この曲は同アルバムのAcadiaと同じリフを使ってる?音楽的なことは分からないけど所々でメロディーが似通ってるのもポイントだと思う。それからこの後のParfectは歌詞的にこの曲で歌うプレッシャーから解放されたのかなって感じがする。後々訳を作れたらと思う。

 

【和訳】Alibis / Marianas Trench

1stアルバムより。これも私の気に入っている曲のうちの一つ。彼らは曲ごとに様々な表情を見せてくれるけど、この曲はとってもエモーショナル。それから歌詞に共感して辛くなる。何万回も聴いては泣いている。

恋愛系のキャッチーなソングよりこういう曲の方が解釈が難しいので、もう全くもって自信のない出来だけど、どうしても訳したかった。

これは過去にJoshがヘロイン中毒、鬱、摂食障害自傷行為に苦しんできたことがベースになっている。彼自身の非常にパーソナルな面がむき出しになっている曲だ。薬を止めようとしてやっぱりやめられなくて苦しんでいる、平気なふりをしながら傷ついている、そんな歌詞。タイトルは「アリバイ」 

youtu.be

Alibis 

From the scrapes and bruises
To the familiar abuses
I'll kick and scream but it never changes anything
かすり傷と痣から
お馴染みの虐待まで
泣きわめいても 何一つ変わらない

I could spill my guts out
Wearing my best little girl pout
And I almost missed it
But nobody said that this was gonna be easy
俺は全部ぶちまけてしまうだろう
疲れた俺の最愛の少女は機嫌を損ねる
忘れるところだった
でも誰もこれが簡単だなんて言わなかった

This is not the man I hoped to be
And I'm just trying to stop the bleeding
I don't know how to word it
I just started to deserve it
And all my, all my faces are alibis
And me, I'm half the man I wanted to be
俺がなりたかった奴はこんなじゃない
ただ流れる血を止めようとしてる
言葉にできない
俺は当然の報いを受け始めたんだ
俺の顔は全部アリバイ
そして俺、半分だけなりたかった自分 

Most times it all comes out wrong
I don't know the words but I'll hum along
There's nothing famillar here anymore
To anyone or anything left to feel alive
ほとんど失敗に終わるんだ
言葉も知らないけど 曲を口ずさむよ
ここにはもう知ってるものは何もないし
生きた心地をさせてくれる人も物も何も残ってない 

And I still taste that sickness
And it makes me crazy without it at best
But I'm in the same place I used to be
But I'm trying harder not to be
まだ吐き気がする
それがなくても結局おかしくなるんだ
でも前にいた場所と同じとこにいる
でもそこから離れようと努力しているんだ

This is not the man I hoped to be
And I'm just trying to stop the bleeding
I don't know how to word it
I just started to deserve it
And all my, all my faces are alibis
And me, I'm half the man I wanted to be
俺がなりたかった奴はこんなじゃない
ただ流れる血を止めようとしてる
言葉にできない
俺は当然の報いを受け始めたんだ
俺の顔は全部アリバイ
そして俺、半分だけなりたかった自分

So what am I? What am I? So what am I?
And all my, all my faces are alibis
This is not the man I hoped to be
And I'm just trying to stop the bleeding
I don't know how the words go
I just started not to say no
俺は何なんだ? 俺は何なんだ? 俺は何なんだ?
俺の顔は全部アリバイ
俺がなりたかった奴はこんなじゃない
ただ流れる血を止めようとしてる
言葉の紡ぎ方も分からない
またNoと言わなくなってしまった

Don't want it, don't get it
I know you won't regret it
Don't surface, don't surface
And I feel so damned worthless
Another day is gone and all my faces are alibis
All my faces are alibis
And me, I'm half the man I wanted to be
欲しくないんだ 手に入れるな
君は後悔しないのは知ってるよ
見せるな 隠せ
自分が酷く無価値に思えるんだ
また1日が過ぎて 俺の顔は全部アリバイになる
俺の顔は全部アリバイ
そして俺、半分だけなりたかった自分

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"all my faces are alibis"(俺の顔は全部アリバイ)

この強烈なフレーズが心に刺さる。自分のその時作った表情、顔が、そのまま周囲の人間にとっての「自分」=すなわちアリバイになるから、本当に辛い自分を隠し通すことができてしまうという意味。人間の持つペルソナのことを言ってるんじゃないだろうか。人前で平気なふりを装って、笑ったりして、誰にも気づかれないところで深く傷ついている。そんな感じ。 

abusesは虐待と訳したけど、多分自傷行為のこと。以前インタビューでも語ってたけど彼は家庭内には問題は無く、家族は彼を支えてくれる人達だった。それでもなお自分の気持ちを隠し通して、独りぼっちで苦しんでいたということなんだろう。

この1stは全体的に歌詞が暗くて、彼らは初めアルバムタイトルFix Me(俺を直して)をバンド名にしようとしていたくらい。Skin and Bonesという曲では彼の摂食障害について歌っている。ヘロイン中毒についてはもう一曲2ndにLover Dearestという曲があるけど、それもとても苦しい歌詞。

またこの曲をレコーディングしてる時まさに彼は絶不調だったらしく、それもこの迫りくる歌声に反映されてるような気がする。因みにあまりに具合が悪すぎて一部お姉さんのSaraに代わりに歌ってもらってる部分がある。そこまでは公式だがどの部分かは明らかになってない。もともと2人の歌声はとても似ているから、Josh曰く誰も分からないだろうね、とのこと。

 

それから最近ファンとの会話での彼の発言がとても印象的だったので最後に付け加えとく。

ファン : どうやったらそんないい曲が毎回作れるわけ?
Josh : 秘訣はそれまでに作ってきたクソみたいなやつをみんなに見せないでおくことだね。

言い換えればいい曲ができるまでに沢山失敗を超えてるんだってことだよな…

 

ファン : 歌詞のヒントはどこから得てる?アイディアがなくて困ってるんだ。
Josh : いつも自分自身の人生から。決して創作はしない。君がもし何も表現したいものがないんなら、外へ出ていってインスパイアされてきなよ。

 

ファン: 自分の文章が良いと思えなくて怖くて書き切ることが出来ない人間へのアドバイスは?
Josh: 文章を書くのは勇気がいる。 他の人が受け止めるのは脆くて剥き出しの感情だから。どうしようもないよ。俺がそんな風に考えてたら未だにウェイターやってるわ。君が自分のやっていることを信じられないんなら、他の人間にそれを期待しちゃ駄目だ。

 

ファン : 仕事が大変で曲を書く時間がないんだ
Josh : Fix Meを書いていた頃、俺は毎日夜11時まで働いてから朝の8時までスタジオにいて、午後2時に働き始めるまで寝てた。君がやる気に満ちているなら出来るよ。

現在成功していると過去の苦悩は忘れられがちになりそうだけどそうだよね、恵まれていない限り1stは他の仕事をしながら作らなきゃいけなかったアーティストもいるんだろうな。特に彼は高校を中退しているし。

それからこれもすごく好き

ファン : 物理的(身体的?)制限があって歌手になるなんて無理って言われてる人間にアドバイスはある?
Josh : 俺が高校時代ミュージシャンになるって言ったら、周りの奴らは俺に赤鼻のトナカイを歌わせて笑ったよ。そいつらのほとんどは太って髪の毛も減って、生活のために保険でも売ってんのさ。君が好きなら一日中歌ってやるよ、赤鼻のトナカイ。

…なんで赤鼻のトナカイなのか分からんけどわりと普通に彼に歌ってほしい。

 

【和訳】This Means War / Marianas Trench

別れた恋人のことがなんだかんだ気になってしまうって歌。

MVの内容は敵対してるギャングとのダンスバトル。West Side Storyからインスパイアを受けているもよう。  

This Means War

So nice to see ya here
Impolite would only be beneath us
It's been what? A half a year
Like nothing ever happen in-between us
Fill me in on how you've been
And I'll tell you anything
You'd like to hear now
会えて嬉しいよ
気楽に行こうよ
どれくらいぶり?半年か
俺たちの間に何もなかったみたいにさ
どうしてたか教えてよ
君の聞きたいことなら何でも話すから

And we could laugh some
Reminisce some
From the same old stories to the new ones
When the night's done, I will just see you around
それから俺たちは笑いあって
思い出を語り合って
お馴染みの話から新しいやつまで
夜が明けた時 またねって言うのさ

But that's not what I came for, my amour
I hate to admit it but I miss the war
Oh
Gotta get you under fire quick
Brace for it
I'd rather be a riot than indifferent
Oh
Oh, This means war, yeah
This means, this means, this means, this means war
でも そんな為に来たんじゃないんだ なあ
認めたくないけど 喧嘩が恋しいんだ
素早く銃火の元に君を連れ込むから
身構えろよ
無関心でいるより暴動の方が好きだ
宣戦布告だ

I'm calm, I'm sure of it
Don't shake because I've never even rattled
It's a good school I've heard of it
You want to move away; surrender from the battle
I just wish you'd open fire on me
So I can see you still worry if I care
落ち着いてるよ それは確かだ
震えてない 動揺してすらいないから
良い学校だね 聞いてるよ
立ち去りたいのか じゃあ降伏しろよ
君が攻撃してくれば良いのにって思ってるだけ
そしたら君が、俺が気にしてるかまだ心配してるって分かるからね

And you could laugh some
Reminisce some
From the same old stories to the some new ones
When the night's done, You'll just see me around
それから君は笑って
思い出を語って
お馴染みの話から新しいやつまで
夜が明けた時 またねって言うのさ

But that's not what I came for, my amour
I hate to admit it but I miss the war
Oh
Gotta get you under fire quick
Brace for it
I'd rather be a riot than indifferent
Oh
Oh, This means war, yeah
This means, this means, this means, this means war
でも そんな為に来たんじゃないんだ なあ
認めたくないけど 喧嘩が恋しいんだ
素早く銃火の元に君を連れ込むから
身構えろよ
無関心でいるより暴動の方が好きだ
宣戦布告だ

Fire in the
Fire in the
Fire in the
Fire in the hole
爆発するぞ

Fire in the
Fire in the
Fire in the
Fire in the hole
爆発するぞ

Take cover baby
Take cover baby
Take cover baby
Take cover, take cover, baby
Take cover
隠れろ

Came for, my amour
I hate to admit it but I miss the war
Oh
Gotta get you under fire quick
Brace for it
I'd rather be a riot than indifferent
Oh
Of course you know this means war, yeah
(Fire in the hole, fire in the hole)
This means, this means, this mean this means war
でも そんな為に来たんじゃないんだ なあ
認めたくないけど 喧嘩が恋しいんだ
素早く銃火の元に君を連れ込むから
身構えろよ
無関心でいるより暴動の方が好きさ
もちろん わかってるだろ 宣戦布告だ
宣戦布告だ

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this means war:これは戦争だ!的な宣言フレーズ

fire in the hole:大砲に火がついたぞ=爆発の警告

やたらと戦い関係の用語を覚えました٩( ᐛ )و ここでの戦争は喧嘩や言い争いの意味だけど。またamour(愛しい人)ってフランス語は、armour(鎧)とかけてる説がある。なるほどね。今回も意訳が多いのでこんな曲なんか〜程度に受け取ってほしい。

彼らの曲はリズム重視(この曲もそうだね)で結構あまり意味のないフレーズや英語圏の人も分からないような造語を使っているのもあるし難しい。メンバーに〜ってどういう意味?って聞いてるファン見ると、お前らも知らないんかい!ってなる。

  

彼らのことが気になったら是非こちらにフォローを…

 

実は私の翻訳をこの垢に載せてっていいものなのか迷っている…  役に立ててるのならば嬉しいけど、これは一個人の解釈に過ぎないし、間違ってるかもしれないし。うん、もし間違いがあったら気軽に指摘してほしい。

もっとも訳はその曲を理解するための補助的な役目としか思ってない。彼らの作品は英語で歌われてるそれのみだから。私の翻訳は彼らの曲をより自分で理解する為と、知りたいと思っていた人の役に立たせる為、そして最終的に彼らの日本のファンを増やす為……

ただフォロワーさんに私の翻訳には彼らへの愛を感じるって言われたのが嬉しかった。確かにここまで背景とか知ってて訳せるバンドは私にとって数少ないし、だからこそちゃんと彼ら(主にJoshだけど)の曲に込めた想いをちゃんと汲み取って訳せるようにしたい。

 

【和訳】Astoria / Marianas Trench

4thアルバムAstoriaの1曲目にしてアルバムタイトルを冠した曲。

この曲を初めて聴いた時の衝撃は未だに忘れられない。私が彼らを知ったのは3rdのEver Afterがリリースされた直後だったから、彼らのアルバムリリースに立ち会うのはこれが初めてだった。前回から4年も経過していたから彼らの音楽性の変化も全く予測できなくて、内心ドキドキしながら、Astoriaリリース当日の0時を待って夜中の暗闇の学生寮の中で独りで聴いた。(2015年私はアメリカにいた) そしたら1曲目のこの曲から、まさに心臓を吹き飛ばされたような気分。前回からさらに飛躍した音楽性、繰り広げられるコーラスの嵐にひたすら鳥肌が止まらなかった。

彼らは毎アルバムでオープニングとエンディングにがつんと長くてスケールの大きな曲を用意しているのだけど、いかんせんシングル曲になることもMVが作られることもなかったから知名度が低く、勿体ないと思っていた。だから今回この曲でMVが作られると聞いてとても嬉しかった。これで彼らの多様な音楽性をもっと多くの人に知ってもらえる…!彼らの努力の結晶、7分間のMVである。おつかれさま、ありがとう。

 

訳すのが難しかった部分も多くて、曲の背景に基づいて解釈したりもした為意訳が多いけど、雰囲気で感じ取ってもらえると嬉しい。

youtu.be

Astoria

Astoria, I'm warning ya, not ready yet, not for ya
Don't wanna know my darkest lows
My blackest pitch, murder of crows
Feels far from home, close to the vale
Goodbye mother's fairy-tale
Never After will suffice when star-crossed lovers take their life
アストリア
覚悟しておけ これから向かう
俺の暗闇のどん底を知りたくはないだろう
真っ黒なピッチを カラスの群れを
我が家からは遠く離れ 谷底にいる気分
母のおとぎ話よ さようなら
不幸な恋人達が別れを迎える時は
Never Afterが相応しい

Now we begin a harlequin,
kaleidoscope in spite of when
Top of the world to lowest worth,
from blackest pearl to slow rebirth
Don't remind me what the price is
when left to my own devices
'Cause I'll find out in all due time
what happens to never say die
さあ 道化師になろう
千変万化する万華鏡に
世界の頂点からどん底
黒い真珠から遅い復活へ
好き勝手に生かせておいて
その価値を語らないでくれよ
勇気の元に何が起こるか 俺はきっと見つけ出すだろうから

Oh yeah
I'll see whatever doesn't make me stronger kills me
But it's gonna to be a long year till the hospital can find hope in me
(Tell me I survive)
Do I survive you, Astoria?
(Tell me I survive)
Do I survive you, Astoria?
You know everything happens, happens in threes
ああそうだ
強くしてくれないものが俺を痛めつけるんだ
でも病院が俺に希望を見出すまで長い一年になりそうだ
生き延びれると言ってくれ
アストリア、君を生きて出れるだろうか?
生き延びれると言ってくれ
アストリア、君を生きて出れるだろうか?
二度あることは三度あるんだ

A fevered blur, through names obscured, and speeches slurred
What's another bridge burned?
I'm on my own, you came alone
All dressed up in bad news
(I know you've been hurt too)
This would be the wrong move
(Maybe we should leave soon)
熱で霞み 名前は朧げに 言葉は崩れて行く
もう後には引けない
俺の元に 君は一人で現れた
悪いニュースに身を包んで
君も傷ついてるのは知ってるよ
これはまずい
俺たちはすぐに離れるべきだ

You can lay with me while you think of him
Drown our sorrows deep in each other's skin
I'll touch your face while I think of her
I'll raise my lips to the way we were
Bite my neck while you say his name
I will scratch your back to forget her face
Our regret tastes sweet through a soft liqueur
We can raise our lips to the way we were
彼のことを考えながら俺に身を委ねろ
互いの肌に悲しみを深く鎮めよう
俺は彼女のことを考えながら君の顔に触れる
かつてのように唇を重ねよう
彼の名を口にしながら首を噛んでくれ
俺は彼女の顔を忘れる為に 君の背に爪を立てる
俺たちの後悔はリキュールを通して甘く
かつてのように唇を重ねよう

On a good day I'm the bad news for the wrong girl with the right wounds
On a good day I'm the bad news for the wrong girl with the right wounds
良い1日に 俺は悪いニュース 正しい傷を負った 間違った少女にとっての

Hey, ever just say fuck it?
Maybe I'll drink this all away in buckets
Oh hey, might as well say fuck it
I wanna hurt myself until I love it
I should've known you're not alone when you take somebody home
And the little deaths are a little less, even if just for a moment
Hey, let's all say fuck it
I'm gonna make my mother so proud of it
Yeah
忘れてしまえと?
俺はこいつをバケツいっぱいに飲み干すんだ
なあ、忘れてしまおう
俺は愛を感じるまで自分を傷つけたいんだ
君が誰かを家に連れ込んだ時 もう一人じゃないのを知っておくべきだった
そうすればほんの一瞬だけでも 苦しみは少なくて済むのに
なあ 全部忘れたことにしてしまおう
俺は母親を誇りに思わせるためにここにいる

(Hope fades away in Astoria)
I'll see whatever doesn't make me stronger kills me
But it's going to be a long year till the hospital might find hope in me
(Astoria)
Astoria
(Astoria)
Let the melody save me, Astoria
Let the melody save me, Astoria
The quid pro quos that we'll compose from esoteric to common prose
Astoria
望みはアストリアの中に消える
強くしてくれないものが俺を痛めつけるんだ
でも病院が俺に希望を見出すまで長い一年になりそうだ
アストリア
メロディーよ 俺を救ってくれ アストリア
メロディーよ 俺を救ってくれ アストリア
秘儀の中から俺たちの元へと紡ぎ出す 対価のメロディーに
アストリア

‪"whatever doesn't make me stronger kills me"‬というのはWhat doesn't kill you makes you stronger(君を殺さないものが君を強くする)というよくある言い回しを反対で使ったんだと思う。we begin a harlequin, kaleidoscope"のくだりとか最後の歌詞とか、Joshが選ぶ言葉はなんだか素敵だなあ。

この曲はメンバー4人に加え彼らの友人らも多くコーラスに参加していて、Joshのお姉さんSaraも歌っている。最初にでてくる"Do I survive you, Astoria?"はJoshではなく彼女の歌声だ。

また彼らの大好きなバンドJellyfishのメンバーRoger Joseph Manning Jr.も参加している。おそらく"On a good day〜"から始まるコーラスがそれ。Jellyfishは彼らの憧れのバンドとして、インタビューでもQueenと並んでよく名前が出てくる位だから、彼らもすごく誇りに思っているに違いない。

 

Astoriaリリース前の数年間のJoshは、長年付き合っていた彼女との婚約解消や、最愛のお母さんの病気の悪化、そして彼自身も体調を崩して入院を余儀なくされるなど苦悩の中にいた。Astoriaというのは彼らが今作品でオマージュしている80'sの映画「The Gonnies」の舞台の地なのだけど、ここでは彼が乗り越えてきた苦悩や挫折など、リリース前の数年間の"象徴"として使われているんだと思う。彼はこのアルバムを自身の「成長物語」であると語っている。

 

リリース前に公開されたインタビュー動画でも詳しく語っている。

youtu.be

 AstoriaのMVもそんな傷ついたJoshがメンバーに助けられ、元の自分を取り戻し、復活する - そういったストーリーになっているんだと思う。

ファンなら知っていると思うけれど、これも最後の曲End Of An Eraと対になっているので、その曲も後に翻訳できたらと思っている。

 

【和訳】Here's To The Zeros / Marianas Trench

セサミストリートやMister Rogers’ Neighborhoodというテレビ番組から彼らお得意のパロディが満載で、一見ほのぼの系のMVと思いきや、モーレツに皮肉たっぷりなこの曲。 ‬

Here's To The Zeros‬

Hey kids do you wanna do what I do?‬
‪I got sick, got kicked out of high school
‪I guess then I kinda got arrested‬
‪With a car, and a chase, and a drug test‬
‪These days they don't want to be near that‬
‪Cause if you're selling records they don't want to hear that‬
‪Clean cut, we do it like Disney‬
‪We'll adjust it, trusted, trust me‬
‪なあキッズ、俺の真似したいか?‬
‪ヘロイン中毒で高校を追い出された‬
‪あとそれからなんか逮捕されて‬
‪車でやらかして追跡されてドラッグ検査さ
‪最近は誰もそんなのになりたくないんだ
‪だってレコードを売り上げるんだったら‬
‪みんなそんなの聞きたくないから‬
‪外面整えてディズニーみたいにやるのさ‬
‪うまく取り繕って 信頼を手に入れて そうさ

Party anthems get them dancing‬
‪Well I'm the king of second chancin'‬
‪Airbrushed shiny notoriety‬
‪They disappeared into the back‬
‪To go and get high-ity‬
‪お決まりのパーティーソングで踊る
‪俺はセカンドチャンスの王様
‪ブラシで磨きをかけて悪名高く‬やる
そのあとは消えてめちゃくちゃになるのさ‬

‪Hey, ho, where did all the good go?‬
‪Baby this is where you're dead wrong, alright‬
‪Hey, ho, here's to all the zeros‬
‪And every misfit and all my down and outs‬
‪Hey, ho, where did all the good go?‬
‪Baby this is where you're dead wrong, alright‬
‪Hey, ho, here's to all the zeros‬
‪And every misfit and all my down and outs‬
‪最高の音楽はどこへ行った?‬
‪ここが君の致命的に間違ってるとこさ、そうだ‬
‪負け犬とはみ出し者に、落ちぶれ人間に乾杯!‬

‪You don't sing, you got a young look so‬
‪It's nothing autotune can't fix though‬
‪MTV don't play videos‬
‪And no guitar is allowed on the radio‬
‪These days, I kind of just pretend so‬
‪I guess I don’t mind it depends though‬
‪I get stuck to every innuendo‬
‪But it doesn't seem to matter in the end so‬
‪君は歌わない その方が若く見えるから‬
‪音声補正で修正できないものなんかないけど
‪MTVはビデオを流さないし‬
‪ギターはラジオで禁止‬
‪近頃俺もそんな感じのふりをしてる‬
‪気にしない 時によるけど‬
‪当てこすりや嫌味に全部ぶつかる‬
‪でも最終的にはどうでもいい気がする‬

They say, "Where's the next hit, baby?"‬
‪God how could I top Call Me Maybe?‬
‪Well I'm delirious, she's bi-curious‬
‪Let's disappear into the back to go and get serious‬
‪彼らは言う、"次のヒットはどこ?"‬
ああ、どうやったらCall Me Maybeを越せるんだ?‬
‪うーん 俺はせん妄状態で彼女はバイセクシャル
‪消え失せてマジになろう

‪Hey, ho, where did all the good go?‬
‪Baby this is where you're dead wrong, alright‬
‪Hey, ho, here's to all the zeros‬
‪And every misfit and all my down and outs‬
‪Hey, ho, where did all the good go?‬
‪Baby this is where you're dead wrong, alright‬
‪Hey, ho, here's to all the zeros‬
‪And every misfit and all my down and outs‬
最高の音楽は全部どこへ行った?‬
‪ここが君の致命的に間違ってるとこさ、そうだ‬
‪全ての負け犬とはみ出し者、落ちぶれ人間に乾杯!‬

‪Oh‬
‪Hallelujah, up for ransom‬
‪Cash value for hashtag anthems‬
‪Sing it now‬
‪Hallelujah, up for ransom‬
‪Cash value for hashtag anthems‬
‪Hallelujah, up for ransom‬
‪Cash value for hashtag anthems‬
‪Hallelujah, up for ransom‬
‪Cash value for hashtag anthems‬
‪Hey, ho, where did all the good go?‬
‪Hey, ho where'd the rock and roll go‬
‪身代金のハレルヤを
ハッシュタグにされる歌の金銭価値を‬
‪さあ歌おう!‬
‪身代金のハレルヤを‬
ハッシュタグにされる歌の金銭価値を‬
‪最高の音楽は全部どこへ行った?‬
‪ロックンロールはどこに行っちまったんだ?‬

‪Hey, ho, where did all the good go?‬
‪Baby this is where you're dead wrong, alright‬
‪Hey, ho, here's to all the zeros‬
‪And every misfit and all my down and outs‬
‪最高の音楽は全部どこへ行った?‬
‪ここが君の致命的に間違ってるとこさ、そうだ‬
‪全ての負け犬とはみ出し者、落ちぶれ人間に乾杯!‬

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‬Zero: 負け犬 Misfit: はみ出し者 Down and outs: 落ちぶれ人間‬
‪ ‬
‪‪そう、曲中では彼自身が作曲に携わったCall Me Maybeすらも皮肉っている。というのも、この曲でノミネートされたグラミーに出席した時、彼はお利口な音楽を求める音楽業界からのプレッシャーを感じたのだという。だからそれと正反対である、高校中退やヘロイン中毒など自らの半生を歌詞にした曲を書いたんだとか。うーん、彼らしくて好きだ!笑‬
‪でも彼はそんな挫折の多い半生こそが今の彼を生み出したのだとして祝福しているし、誰も綺麗に整ったイメージに従っては生きれないし、そうする必要なんかないんだと語っている。‬
‪ ‬
‪というわけで、Here's to the zeros!‬
 ‬