I'm just holding on for tonight.

どこにも行けない呟き

【ライブレポ】Marianas Trench ③ (ライブ〜出待ち〜帰路)

ライブレポ ② はこちら 

 

遂にMarianas Trenchが登場

明確に記憶していないけれど、大体1時間半くらいのセットだったように思う。

あっという間だった。

 

彼らのライブお決まりのスタイル、新譜1曲目のAstoriaからスタート。

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ボーカルJoshは、かつてのFall Out BoyのPeteのカナダverかと思うようなエモい感じの出で立ちから卒業、 よくわからない方向に進化を遂げていた。

アルバムのコンセプトが80'sだから、それ系のファッションなのかなあ?黒ネイルにパンダみたいな黒いアイメイク。

でも自分を貫いている人は格好いいから、そのままでいてほしいよ。

 

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Mattはライブだと更にバンバン歌う。クセのない綺麗な歌声でJoshを支える。

 

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ムードメーカー的存在Mikeは意外やコーラスの高音担当。 

 

《セットリスト》

Astoria
Celebrity Status
This Means War
All to Myself
Who Do You Love
Fallout
Stutter
One Love
Burning Up
Desperate Measures
Shut Up and Kiss Me
Pop 101
While We're Young
Cross My Heart

 

Power of Love (カバー)
So Soon
Haven't Had Enough
End of an Era

 

新譜中心で旧譜からのキラーチューンを混ぜたセット。

とにかく何年も聴いてきた彼らの音楽を生で聴けたことに終始感動だった。

しかもメンバー全員の歌声が音源の比じゃないくらい綺麗。何度も鳥肌がたった。

彼らは正真正銘のライブバンドだよ!!!本当に見に来れてよかった。

 

Joshが俺についての曲だよと自虐的に紹介して始まる、もはや懐かしいと感じるくらい過去に聴きまくってたAll to Myself、彼らのコーラスを堪能できる新曲Who Do You Love

One Loveでは他のファンから配られたハート型の紙をみんなで扇いで、いい感じのムードができた。記念にまだ取ってあるよ。

 

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曲間にメンバー同士がお互いを見てニコッてする感じとかもう…

昔からメンバー全員仲良しバンドです。コーラスの質からも伝わってくるよね。

 

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Joshのシンボル的カナダのメープル型ギター(彼曰くironically made in USA笑)に持ちかえ、ライブはクライマックスへ。

最後の曲End of an Eraでしんみり締めくくってライブは終了。

 

出待ち

ライブ後は一緒にいた人達と出待ちをすることに。

ファンの情報だとボーカルを除き彼らはライブ後は毎晩必ず外に出てきてファンの相手をしているらしい。

中でもMikeはSNSでもファンの相手をしてくれたり、インタビューでもファンの投稿を見るのはいつも楽しいし感謝していると発言。なんともファン冥利につきるというか、多分バンドで一番ファン想いの人。

まずMattとIanが登場。Joshは出てきたけどツアーバスに直行。

事前に他の日のライブの投稿を見てたから知ってはいたけど、彼は気まぐれ人間なのであまりファンサはしないらしい。

Ianが私を見て、M&Gの時にあげたキットカット(抹茶)はあれ何味なん?と聞いてきた。

というかライブ後なのに私のこと覚えてくれてる… まあアジア人自体少なかったけどさ。ちょっと感動。

それから2人と無事2ショを撮ることに成功。

 

その後Mikeが酒を片手に登場。

ってもうすでに酔ってるし。話しかけようとしたら彼の方から近寄ってきて、結果私とMikeを他のファンが囲む形になってしまった。焦る。

Mike :「ジャパンめちゃくちゃ行きたいよ!!でも君の周りに俺たちの音楽聴いてる人いるの…!?」

私 :「うーん…」嘘はつけない性格なので思わず黙る。

…と手に持ってたコップを思いっきり地面に叩きつけて悔しがるジェスチャー。ふつーにビビったわ。

周りの人達は爆笑。

そしたら肩をガシッと掴まれて、「なあ、君が周りに俺たちの音楽を広めてくれよ!わかったかい!?」とまさかのお説教タイム。

ねえ、4年間待ち焦がれたバンドのライブを見れたと思ったらメンバーにお説教されるなんて信じられる?

最高に面白かった。

 

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2ショも撮ってもらったけど、肩をあまりにガシッと掴まれて割と死ぬかと思った。

 

メンバーと一通り写真を撮って会話して、10時を回った頃、名残惜しいけれど会場を後にした。

Mikeはまだファンの相手をしていた…

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ホテルに戻ると最後にサプライズが。
Secret Someonesのメンバー達がロビーにいた。

なんと偶然同じホテルに宿泊予定だったらしい。

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「ライブ見たよー最高だったよー」と話しかけ、一緒に写真を撮ってもらった。

もうその頃の私はハイになってて、今思うと何でそんな話しかけれたのか、何を喋ってたのかまるで記憶がない。でも当然英語喋ってたんだろうなあ…

 

彼らに献上したもの

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周りの人に、素敵な絵だね!ここにサイン書いて貰えば?彼ら取っておくと思えないしと言われた。ひでえ。

(でも実際ツアーバスとかにファンアート飾ってる映像あったし、何より先日Mattに会った時に2年前にライブ行ったよ!とこの写真を見せたら「この絵覚えてるよ!」と言ってくれた。嬉しい)

 

戦利品

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Mattのギターピックを拾えたのだけど、特に何も書かれていないデザインでちょっとしょんぼり。

 

こうして私の初めてのMarianas Trenchのライブは終わりを告げるのだった。

ホテルに戻った後はひたすら放心状態だった。だってしばらくのあいだ彼らのライブを見ることを人生の目標にしていたから。

終わってしまった。

初めてだけど、最後にはしたくないと思った。

絶対にまた見たいと思った。

願わくば次は日本で。でももしそれが無理でも、彼らの音楽の為なら何処へでも行きたいと思った。

 

翌日はロチェスターNY市内のショッピングモールで時間を潰し、帰りも同じグレイハウンドで帰路に着いた。

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ライブお疲れ様のご褒美にCheesecake Factory

これ意外とでかいのよ。

チーズケーキはお腹一杯食べるものじゃないことを痛感しました。

 

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ロチェスターの街並み。

 

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So long ロチェスターNY

多分ここに戻ってくることは人生で二度とないでしょう。

 

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ミシガンに戻ると大学のキャンパスは初雪で白く染まっていた。

授業途中から行くのめんどくさいーとFBに呟くと、クラスメイトからちゃんと来なさいよ笑と叱咤のコメント。

寮に戻ってシャワーを浴びてから、雪道を歩いて教室へと向かった。

 

 

 

後日談

あの日一緒にライブを見た人達とは未だFBやインスタで繋がっているし、連絡先を聞かずにバイバイしてしまったある女の子とはTwitterで奇跡の再会を果たした。

世界って思ったよりずっと小さい。(Vada Marchちゃんっていうシンガーソングライターの子だった)

決して社交的とは言えない(むしろその逆)私だけど、今まで色んなライブで素敵な出会いを経験しているから、ライブハウスは奇跡が起こる場所だと思っている。

音楽は沢山の友達や、好きなものへの情熱や自分でも驚くくらいの行動力を与えてくれた。(ついでに言えば英語力も。高校時代英語は大の苦手で学年最下位を争っていたから)

音楽と出会っていなかったら、今の私は絶対に存在していないと確信している。

 

Marianas Trenchの4人も、素敵な音楽をありがとう!

直接伝えることができたけど、先日もMattに言うことができたのだけれど、何回でも言いたい。

あなた達とその音楽が大好きです。