You are what you love, not who loves you.

ロックとアートとお布団が好き。ちっちゃいものを作る人。ここでは好きな音楽の紹介を。

【ライブレポ】Marianas Trench ① (Greyhoundバス)

 先日日本に観光に(!)来ていたMarianas TrenchのギタリストMattと再会を果たしたことで、2年前のライブの記憶が一気に蘇ってきてしまった。もはや心がまたアメリカに行ってしまって戻ってこない… しんどい。

 ライブレポートを書こう書こうと思ったまま早2年、腰が重いにもほどがあるけれど、書くなら今しかないとこうしてブログを開いたところ。備忘録を兼ねてだけれど、これを見てMarianas Trenchに興味を持つ人が少しでも増えたり、海外遠征を考えている人の助けになることを信じて…

 

 2015年夏、約4ヶ月の留学で初の海外であるアメリカへ渡った私にはある目標があった。それは英語力の向上…ではなく、Marianas Trenchのライブをなんとしても見ることである。

 

 だっていつまでたっても日本に来ないんだもの!!!

 

 Marianas Trenchはカナダのバンクーバー出身のロックバンド。ポップでキャッチーな曲が多いことで有名だが、エモーショナルなものから泣けるバラードまで様々な楽曲を楽しめるし、とにかくアルバムのクオリティが高い!毎アルバム一番初めと終わりの曲のスケールが大きく全体に統一感やストーリー性があり、1枚を通して彼らの素敵な世界観を存分に味わえる。それからメンバー全員の歌声で繰り広げられるコーラスは最高に魅力的で、彼らを唯一無二のバンドにしているといっても過言ではない。

 ボーカルのJoshがカーリーのCall Me Maybeの共作者であることでも知られるが、いかんせん未だに日本での知名度は0に近い。

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  (写真は公式サイトより)

 

 とりあえず代表曲 Stutter

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 By Now

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 それからアルバム最後の曲はこんな感じ。2ndのMasterpiece Theatre 3

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 クライマックスに向けてメンバーの歌声が重なっていく感じが愛おしい… シングル曲に選ばれたりMVが作られることがないから目立たないのが本当もったいないと思う。アルバムツアーでは毎回1曲目からスタートして最後の曲で締めくくるのが彼ら流。

 

 彼らが秋に新譜をリリースすることを知っていた為、自分の滞在中にカナダないしアメリカでツアーを絶対にすると確信していた。

 予想は的中、 新譜のリリース情報とともにツアーがアナウンスされた。…が、何故か留学先であるミシガン州の日程がない…。ショックで数日落ち込んだが、そんなことでやすやす諦めてたまるものか。 ツアー日程から一番行けそうな場所や日付を調べ、休日を利用してはるばるロチェスターNYまで見に行くことを決意した。(その距離大体東京から大阪以上!)

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 参戦したUSツアーのポスター。

 どうせ見に行くならばとM&G付きのVIPチケットを購入。メンバーと話せる以上に優先的に入場できて前の方で見れることが魅力だったので。何時にライブが終わるかわからない為、背に腹は代えられぬと会場に一番近いお高いホテルを予約。考えられる手段は飛行機かバスで、結果アメリカでメジャーな長距離バスGreyhoundのお世話になることにした。ネットで予約し印刷したチケットを持って行くシステムで、購入は簡単だった。

 

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 クレイジーなRoad tripの全貌。

 

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  アプリがあるので入れておくと便利。

  石橋を壊れるまで叩くような性格なのでとにかく情報収集を欠かさなかったが、トイレが壊れていて使えなかったり途中休憩時間内に戻ってこれずにそのままバスに置いてかれたりなんて話を読んですっかり肝を冷やしていた。(ちなみに友人らには呆れられ、毎週末お世話になるホストマザーにはやめなさいと凄く心配される)

 

 出発当日は金曜日、授業後すぐに大学近くのターミナルへ。場所が場所だけに帰省なのか大学の生徒でごった返していて、少し安心。…が予定時刻になってもバスが来ない。夜になったので係のおばちゃんに中の待合室を閉め出され、泣きそうになりながら外で待つ。最終的に一時間遅れで到着。でた〜〜〜日本じゃありえないいい加減さ!いかにも幸先の悪いスタートだ。

 混みこみのバスでまずはデトロイトへ。そう、この旅ではアメリカ一治安の悪いデトロイトと、二番目に治安の悪いクリーブランドを経由するのである。それも真夜中に。なんて頭の悪いツアーだ。正直ターミナルから一歩でも出たら死ぬと思っていた。

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 とりあえずデトロイトまで無事到着。ターミナルにいるのは大体黒人か、あとは私みたいな学生らしき若者だけだった。富裕層はみんな車を持ってるから長距離バスなんか使わないんだろう。バスの運転手も黒人ばかり。アメリカの闇を見た気がした。

 係のおっさんにどこに行くのと声をかけられチケットを見せる。するとニコっと笑って「You can go first!」と。???一番に乗っていいの…?それとも1番乗り場ってこと…?混乱するも隣に座ってるねーちゃんに良かったじゃーん的なことを言われる。よくわからないまま待機していたらやがて時間が来て、2番乗り場に人の列が。そわそわしていると、先ほどのおっさんがfirstて言うたやーんと呆れながらやってきた。あ、やっぱり一番に乗っていいのね。…え、そんなことってあるの?とおっさんについていくと、先頭のおばちゃんにこいつ入れてあげてねと、結局一番初めにバスに乗せてもらうことができた。なんだ普通にいい人だった…!

 

 私的Greyhoundメモ

  • トイレは使えると考えていいし、Wifiもコンセントもある、割と快適
  • 治安的にターミナルよりバスの中の方が寝れる
  • 運転手の目の届く前の方に座り、荷物は肌身離さず持つこと
  • 途中何度か休憩で止まるが、置いてかれたら死ぬしバス内にもトイレがあるので一度も降りなかった
  • 乗り場がわかりにくいので係の人にチケットを見せて聞いてしまう方が早い

 

 デトロイトから最大の難所クリーブランドへ。なぜならそこで明け方まで6時間弱待機しなくてはならないから。ターミナルでは浮浪者っぽいおじさんが「Bless me... bless me...」とお金をねだってきた。あーここで寝落ちしたらおしまいだなと確信。椅子に寝そべっているツワモノもいたが到底そんな気分にはなれず、大学のカフェテリアからパクってきたラップサンドを齧りながら音楽を聴いてひたすら時間をつぶす。

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 ゆうごはん。

 

 次はクリーブランドからバッファローまで。バスの運転手は陽気な黒人にいちゃんで、出発前にこんな感じの挨拶。「何が起ころうとも俺がみんなを守るからな!」いえーいと沸き起こる拍手。いや何が起こるって言うんだ。やめてくれ。

 

 バッファローで燃料交換の為一度ターミナルに降ろされたので、朝ごはんにアメリカでの初Tim Hortonsをキメる。

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 美味しかったけど店員がクソ塩対応だった。日本上陸しないかなー

 

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 バッファローらへんのバスからの景色。

 

 バッファローから1時間半でついにロチェスターNYに到着。胸が踊る。今夜ここで私はMarianas Trenchを見るんだ…!!!

 

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