You are what you love, not who loves you.

ロックとアートとお布団が好き。ちっちゃいものを作る人。ここでは好きな音楽の紹介を。

世界メンタルヘルスデーに聴きたい10曲

 10月10日は世界メンタルヘルスデーでした。

 ここ数年でも様々なアーティストがメンタルヘルスについて語り始めているけれど、まだ日本ではあまり話題になっていないのがとても悲しい。今年は日本で大人気のあのレディー・ガガがエッセイを寄せていたのにも関わらず、NME Japanが一回ツイートしたのみで愕然とした。

nme-jp.com

 特に日本はメンヘラという単語とそのもつファッション性、ステレオタイプが未だ蔓延しているせいで、あまり進んで語れない雰囲気ができてしまっている気がする… 若者の自殺率は世界ワーストクラスだというのに。

 

 別に鬱病のことじゃなくたっていいんだ。自分の不安事とか、悲しみとかと向き合うことは大切だよって、周りに苦しんでいる人がいたら支えてあげようって、そういうことを考える日に出来たらいいのになと思う。

 

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(artist: Anastasia Tasou)

 

 というわけで、歌詞が心情を色濃く描写していたり、あるいは自身が鬱だったりメンタルヘルスの不調に苦しんでいたアーティスト達の音楽を紹介しようと思う。このブログに載せてる歌詞翻訳の多くがそういう曲だったりもするし、そもそも私自身がそんな洋楽の歌詞に安らぎを見出していたからという理由がある。

 洋楽の歌詞は頭ごなしに励ましたりはしてこない。(もちろんアーティストによるけど) そっと寄り添ってくれる気がする。洋楽は普通じゃない私に居場所をくれた。だからこれを読んでいる方の中にも一人でも、紹介する曲に共感したり、救われたりしてくれたら嬉しい。

 (ちなみに雑食人間なのでジャンルとか考えてないです。翻訳でも何でも本当に自分の心を通り抜けた曲だけ語るのがモットー)

 

1. Big Girls Cry / Sia

youtu.be

 大きな女の子、大人の私も、心が壊れると泣くんだって曲。

 Siaは音楽活動の中で疲弊し、一度自殺を考えたことがあった。その後しばらくは表に出ずに他のアーティストに楽曲を提供し続けていたけれど、このアルバム1000 Forms Of Fearで一番知られるChandelierを書いた時に、この曲を歌うのは自分しかいないと感じて活動を再開させたのだとか。

 

2. Fake Happy / Paramore

youtu.be

 私が歯を見せて笑ったら、あなたは信じちゃうでしょう。と、偽物の笑顔でも辛い心情は簡単に隠し通せてしまうんだという曲。

 5thアルバムAfter Laughterを制作前のHayleyはメンタルヘルスの不調に酷く苦しめられていた。アルバムにはこの曲以外にもHayley自身の感情が沢山詰め込まれていて、それがポップな曲調に相反してとても刺さる。

 この曲もおすすめ…

carcrashheart.hatenablog.com

 

3. Alibis / Marianas Trench

youtu.be

 Fake Happyに少し似てるかも。偽りでも笑顔を作って辛さを隠してしまったら、その顔が周囲にとってのアリバイになって、本当の気持ちにますます気づいてもらえなくなるという苦しみを歌ってる。

 ボーカルJoshは鬱や摂食障害などを乗り越えた人物で、この1stアルバムはその苦しみを歌った歌が多い。

 日本語訳はこちら。

carcrashheart.hatenablog.com

  

4. Particles / Nothing But Thieves 

youtu.be

 ボーカルConorがツアー生活で経験した不眠症がテーマ。どうしても眠れない苦しみをスイッチが切れないと表現していて、彼の差し迫るような哀しい歌声がとても辛い。

 2ndアルバムBroken Machineは、そんな彼の精神的な苦しみや負の感情がこれでもかと詰まった、爆弾みたいな作品になっている。

 

5. Moonlight / Grace VanderWaal

youtu.be

 Graceが鬱になってしまった親しい人について歌った曲。その人から輝きが消えてしまったみたいだったと表現していた。踊っている彼女は楽しかったあの時を思い出して、と語りかけてくるかのよう。ポップだけどちょっと切ないメロディー。

 14歳のシンガーソングライターが書く歌はとても等身大で、でもだからこそ心に真っ直ぐに届く。

 

6. Numb / Linkin Park 

youtu.be

 君の期待通りには生きられないよ…

 Linkin Parkは私達の怒りや苦悩を代弁してくれていたアーティストだっただろう。この曲は高校時代に何万回も繰り返し聴いてた。MVも数え切れないくらい見た。Chesterが亡くなった今、歌詞が本当に彼の心の叫びのように思えてしまってとても辛い。

 

7. Human Interaction / Tonight Alive  

youtu.be

 孤独や感情を持つことの難しさについて歌った曲。でも後半に

“I will be better... I will be better...”

と繰り返し自分に言い聞かせるように歌っているのがとても印象的で好きだ。

 3rdアルバムLimitlessは少し路線変更?してて結構ファンの間では賛否両論だったらしいけど、実は私が彼らを好きになるきっかけになったアルバム。スローテンポな曲調が逆に呼吸に合ってとても心地よい。歌詞もとても聞き取りやすいし、自身の葛藤、そしてそこからの成長が全体のテーマになってる感じがする。

 

8. Be Nobody / Sundara Karma

youtu.be

“You don't have to be you anymore”

(君でいる必要なんてないんだ)

 なんだろう、君でいてとか、君らしくとか歌ってる曲は世界中にごまんとあるけど、誰でもなくていいって歌われたのは初めてだったから、後々まで心に響いて消えなかった曲。

 1stアルバムYouth Is Only Ever Fun in Retrospectは、若さ特有の苦悩だったりを歌っている。ボーカルOscarは弱冠20歳にして何かを悟ったような、少し冷めたような歌詞を書くのが驚き。特にラブソングだらけのUSポップパンクから洋楽に入った私にとっては意外だった。イギリスというお国柄も関係してそう。

 

9. Save Rock and Roll / Fall Out Boy

youtu.be

 FOBの復活を印象付けた、とても力強く優しい曲。

“You are what you love, not who loves you”

(誰に愛されるかじゃない、君が何を愛するかだ)

という歌詞に救われたファンが何人いたことだろう。

 ちなみにベーシストのPeteは自身がカウンセリングに通っていることをすごくオープンにしていて、Twitterで呟いたりもしている。何百万人といるフォロワーへの影響力を考えるとすごいなあと思う。

 

10. This Song Saved My Life / Simple Plan

youtu.be

 我らが青春のポップパンクバンドSimple Plan。彼らは沢山の曲を通して私達の心情を代弁してくれていたと思うけれど、最後はこの曲で。

“I was broken
I was choking
I was lost
This song saved my life
I was bleeding
Stopped believing
Could have died
This song saved my life”

 

 辛い時に救いになってくれたあの曲やこの曲。 あなたにとってはどんな曲があるだろうか?そのリストの中に追加してもらえる曲があれば嬉しい。

 

【和訳/解説】Stutter / Marianas Trench

 彼らの人気曲の一つ。最高にキャッチーで、一度聴いたら忘れられないこと間違いなし。

youtu.be

open.spotify.com

 

Stutter

I know I never make this easy
It's easier to disappear
You said give me some
A thing that I can go on
Together, yeah anywhere but here
上手くやれっこないのは 分かってんだ
消えちまった方がまし
何か続けてよって 君は言う
一緒に ああ ここじゃないどこかで

Sing it back
Oh-oh, oh-oh, oh-oh, oh-oh
Hey, yeah
Oh-oh, oh-oh, oh-oh-oh-oh
And I'm begging you
歌い直そう
頼むよ

Bring me back to life
I just can't stand leaving you alone tonight
It's too late to go
Already taken me forever just to try to know
One for the money, two for the show
Three to get ready, and four to go
For the life of me
I don't know why it took me so long to see
生き返らせてくれ
今夜君を残していくなんて出来ない
帰るにはもう遅すぎる
知ろうとするのにもめちゃくちゃ時間かかった
1つ目は金に 2つ目はショーに
3でヨーイ 4でドン
どんなに頑張っても
何でそんなに時間がかかったのか分からない

I just stutter, stutter, stutter
Di-di-di-di-di-did I?
Stutter, stutter, stutter
Di-di-di-di-di-di-did I?
Stutter, stutter, stutter
Di-di-di-di-di-did I?
Stutter, stutter, stutter
Di-di-di-di-di-di-did I?
俺は どもっ どもっ
どもってた?

Sunshine blinds you if you stare
but now I see, yeah crystal, crystal clear
So here I am
You can take or leave me
But I won't ever be anywhere but here
太陽を見つめたら 目が眩む
でも俺には今クリスタルが輝いてるのが見えるよ
だから俺はここにいる
俺を取るか取らないか選んでよ
でも俺はここにしかいないよ

Sing it back
Oh-oh, (yeah) oh-oh, oh-oh, oh-oh
Sing it back to me
Oh-oh, oh-oh, oh-oh-oh-oh
And I'm begging you
歌い直そう
頼むよ

Bring me back to life
I just can't stand leaving you alone tonight
It's too late to go
Already taken me forever just to try to know
One for the money, two for the show
Three to get ready, and four to go
For the life of me
I don't know why it took me so long to see
生き返らせてくれ
今夜君を残していくなんて出来ない
帰るにはもう遅すぎる
知ろうとするのにもめちゃくちゃ時間かかった
1つ目は金に 2つ目はショーに
3でヨーイ 4でドン
どんなに頑張っても
何でそんなに時間がかかったのか分からない

I just stutter, stutter, stutter
Di-di-di-di-di-did I?
Stutter, stutter, stutter
Di-di-di-di-di-di-did I?
Stutter, stutter, stutter
Di-di-di-di-di-did I?
Stutter, stutter, stutter
Di-di-di-di-di-di-did I?

Stutter
Did I?
Di-di-di-di-did I?
Di-di-di-di-did I?
Di-di-di-di
Di-di-di-di
Di-di-di-di
Di-di-di-di-did I?
俺は どもっ どもっ
どもってた?

And you been singing
Bring me back to life
I just can't stand leaving you alone tonight
It's too late to go
Already taken me forever just to try to know
One for the money, two for the show
Three to get ready, and four to go
For the life of me
I don't know why it took me so long to see
君は歌ってる
生き返らせてくれ
今夜君を残していくなんて出来ない
帰るにはもう遅すぎる
知ろうとするのにもめちゃくちゃ時間かかった
1つ目は金に 2つ目はショーに
3でヨーイ 4でドン
どんなに頑張っても
何でそんなに時間がかかったのか分からない

I just stutter, stutter, stutter,
Di-di-di-di-di-did I?
Stutter, stutter, stutter,
Di-di-di-di-di-di-did I?
Stutter, stutter, stutter,
Di-di-di-di-di-did I?
Stutter, stutter, stutter,
Di-di-di-di-di-di-did I?
俺は どもっ どもっ
どもってた?

 

 リズムや韻重視でそんなに歌詞に深い意味はない気がしてるけど、とりあえず大好きな彼女を上手く誘えない駄目な俺ってかんじ。

Stutter ~ did Iの下りはもう英文法特有の韻っていうか…訳しようがないと思う。Stutterはどもるという動詞で、その後のDi-di-di-di-di-di-did I?はまさにDid Iがちゃんと言えなくてどもってるんだよね、ここの表現は秀逸で最高に好き。

 2番からやりたい放題に広がりまくるコーラスも最高だし、まさに彼らを代表する一曲って感じ。

 

 余談だけれども、Twitterだと流れてしまうから記録の為に書いておく。最近(2018年夏号)出た彼らのインタビューで、Mikeがライブで訪れたい国に一番に日本をあげてくれてた… ねえ、期待しちゃうよ…?

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 ここから無料で読めます。

www.magcloud.com

 

 またMattのソロのインタビューには、まさかの日本で撮った私との2ショットが。これは海外ファンが自分のEPを買ってくれることにびっくりって内容の話だったけど。popcounterculture.ca

 Mikeが日本行きたい!と言っているということは、Matt日本旅行の話をしたりもしたんだろうかとか想像してしまう… それからそこで会ったファンの話とか… げふんげふん。はあ。なんだかぬか喜びさせられまくっているのであった。でも本当にいつか来てくれそう。いつまでも待ってるからね。

 

【ライブレポ】Reading Festival 2018 ③

  ②はこちら。

carcrashheart.hatenablog.com

 

 Nothing But Thieves。

 彼らが見たかった。今年もう2回見たんだけども。

 やっぱり前らへんで見たいよなあと思いつつ、1つ前のアクトの前あたりに行ったら割とスカスカだったのですんなり最前列に。ちょうど近くに落ちてたピザの段ボールゴミを拾って、唯一持っていた筆記用具アイブロウペンシルで、日本から来たからセトリちょうだいって書いた。ここにきて初めてゴミの存在に感謝。隣にいた子たちもフランスから彼ら目当てに来ていて、フラッグを用意してた。

 結果的に1つ前のアクトを丸々見ることになって、知らなくてもロックやEDMくらいなら大体何でもノレるし〜と思っていたらまさかのヒップホップ… 自分はヒップホップは駄目だという事が学べました。うーん。聴いていて音程と拍子が分からない音楽は痒いところに手が届かない感じがする。私は苦手だ。ピアノと合唱をやってたからかな。終わってからフランスの子と目が合って、お互いにんまりしてFinally! Yay!って喜んじゃった。あはは。

 ついにスタート。

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 完全に彼らの作り出す音楽の虜になってる。

 心臓めがけてグサグサと突き刺さるような重低音。初めて彼らのライブを見た時、今までの人生で一番心地よい重低音を聴いてると思った。それから心の中をかき乱すような不穏な音も好き。美しく狂いそう。Conorの千変万化する歌声は時に迫り来るようで、時にとても哀しい。

 

 写真ほとんど撮らなかったんだけど、あとでBBCのストリーミング見ながらスクショしてたらその方がよっぽどマシな写真が撮れたからほんとスマホいじらなくてよかった。

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 目の前をカメラが行ったり来たりしてたからまあ予想はしてたけど、1カット完全に私ドアップで映ってましたね。

 (日本に戻ってきたらストリーミングが見れなくなってた。そんな、冒険が終わってナルニアのクローゼットがもう開かないみたいな悲しい仕様いらない… でもリストバンドが腕に着いてるから夢じゃない、みたいな)

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 “Heaven is just a mindstate”

 

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 ライティングが凄く素敵だった。

www.instagram.com

  海外で見るのの何がいいって、シンガロング。Sodaでは"I don't wanna be myself~"と大合唱。Conorの煽りまでもう最高に楽しかった。ダンスする為の曲さって言ってスタートしたLive Like Animalsでは、リフの前に「分かってんだろ!(You know what to do!)」と声高に叫ぶConor。無我夢中で踊った。

 新曲初披露するよー!ってやってくれたのがFor Ever & Ever More。予想だにしてなかったのでもうびっくり。そんでもって開始1秒のギターで確信した。ああこれもう最高だわ、と。

 

 Setlist.

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 ちゃんともらえました。ありがとう。

 でもフェスだからやっぱり単独より短い… あれもこれもやってくれた来日公演の贅沢さを改めて噛み締めました。本当に大阪と東京両方見れてよかった。

 

 NBTが終わってFall Out Boyに直行。彼らを見るのは実に5回目。

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 好きだ。

 こんな地球の裏側で、独りぼっちで見てるのに、彼らがステージに立ってるだけでもう大丈夫だって気がしたの。彼らに守られてる気が。それくらいもう安心感しかなかった。

 

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 フェスのヘッドライナーなんて今まで大体、自分はあんまり知らないけどとにかく凄そうな古株の大物アーティストがなるイメージがあったから、自分の大好きなアーティストがヘッドライナーで立ってるのを見て今更ながら感慨深いものが。

 

 PeteのMCは気取ってるけど、次は〇〇な意味を込めた曲を君たちに捧げるよみたいなこと言って、あーあの曲だ!ってなる瞬間が好き。

 この曲も何かイカした前振りがあったんだけど、いかんせん私の脳内ポンコツ翻訳機が日本語に自動通訳してそのまま記憶してしまおうとするから何言ってたかほとんど忘れた。英語のまま記憶して再構築できるようになりたい…

 

 Peteがこれが最後の曲だよと言って、彼らはcenturiesを演奏。その後ステージが真っ暗になったら、一目散にみんな帰っていくんですけど。イギリス人まじ?ってなったよ。いやいやいや彼らがこの曲で締めくくると思うん?ステージが再び明るくなったらまた一目散に戻って来て笑った。

 そしてお決まりのSaturdayで終了。

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 終電気にしてたのにやっぱり彼らを見ずに帰るなんて選択肢ありえなかったので、結局最後まで見ちゃった。

 ヘッドライナーのアクトあたりからメインステージの脇のゲートが開いて、そこからすぐに出れるようにしてくれる。だから行きよりは遠回りせずに駅に戻れるかな。

 

 Reading駅からグレイトウェスタン鉄道までは順調に乗れた。Paddington駅に着いて地下鉄に乗り換えようとしたら、地下鉄の終電が終わってた… はい、ここで野宿確定。

 

 一応原因はあって、グレイトウェスタン鉄道のサイトをチェックしてたのが問題だった。

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 だってこれ、終電こんな遅くまであるんだ!って。思うじゃん。このサイトで正確なのはやはりグレイトウェスタン鉄道の時刻だけ。地下鉄の方はこんな時間に来るといいんじゃない〜?みたいな適当なやつだった… まあ下車時刻と乗車時刻が寸分たがわない時点で怪しいなとは思ってたんだけど。まさかの。はあ。

 やはり金曜日でも最後まで見ると地下鉄は終電に間に合わないようです。ご注意を!

 

 有名なクマと一緒に野宿〜〜〜

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 でもそこまでダメージ無かった。

 翌日はバスで10時間移動でそこで寝れると思ったから、もともと宿代をケチってとってなくて、どのみちVictoria駅のバスターミナルで朝まで野宿する予定だったので。違いはバスターミナルは屋内だけど駅はほぼ吹きさらし… 夏でも上着2枚着ててそこそこ寒かった。冬だったらやばかったと思う。

 改札とかないし誰でも入れるけど警備っぽい人はいたしそこまで怖くはなかった。寝ることはしなかったけど。治安とか気にしたところで今更どうにもならないしね。

 

 フェスの余韻に浸ってたら朝が来て、ガラガラガラと地下鉄のゲートが開いたので、Victoria駅に向かって出発。

 Victoria駅からは高速バスに乗り、向かうはスコットランドがGlasgow。2つ目のフェスを見に行きます!

 

 レディングフェスのレポはここまで。

 最後まで読んでくれていた人がいたらありがとうございました!

 

【ライブレポ】Reading Festival 2018 ②

 ①はこちら。

carcrashheart.hatenablog.com

 

 最初に見たのはGengahr。

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 時間的にギリギリ無理かなーと思ってたけど入場と同時にダッシュで3曲くらい見れた。日本に来たことないバンドだから見れて嬉しい。

www.instagram.com

 今更気づいたけどはてなブログって直接動画貼れないのね。なんかふべん。

 TwitterInstagramも気まぐれで投稿するから両者からかき集める感じになるけど一応… というか両者とも気まぐれで鍵かけるから、動画が見れなかったらそういうことです。

 

 次の目当てまでは余裕があったけど、うろうろしながらなんとなくメインステージに移動。目当てのアクトの前にやっていたThe Regrettesというバンドを少し見た。

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 女性3人+ドラムの男性の構成が、なんだかMarianas Trenchの前座で見たSecret Someonesを彷彿とさせた。ボーカルの子の力強い歌いっぷりがかっこよかった。

 

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 ベースの彼女スキンヘッドだ!かっこいい。(かっこいいしか語彙がない… でもかっこいいって形容詞好きなんだよね、かわいいとかと違って老若男女問わず、使うシチュエーションとかもステレオタイプのない一番自由な褒め言葉って感じ)

 

 動画撮ってないけど布教の為に貼り付け。フェミニズムな感じの漂う歌詞。

youtu.be

 

 そしてWaterparks。

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 日本で一度見たのもそうだし話したりもして人柄も知れてたので、ここまで来たのにもはや安心感みたいなのがあった。なんだか応援したくなるバンド。

 

 レディングは日本では絶対出来ないモッシュピットが出来るので我慢出来ずに飛び込んでしまった〜楽しかった。

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 マーチンが砂埃でえらいことに。長靴推奨のフェスとのことで長靴を履いてる人が多かったけど、同じくらいマーチン勢も多かった。本場だしね。今回は運良く雨に降られなかったけど、雨が降るとこれがグチャグチャになってえらいことになるんだろうな…。

 

 続いてCreeper。彼らも今回の目的の一つ!何年か前に好きになったんだけど、まだまだ日本に来ないから。

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 もーめっちゃくちゃかっこよかった。ライブで経験積んだんだろうなって感じがした。音楽性は違えど本国ではなんとなくポストマイケミな雰囲気があった彼らだけど(自らをカルトって呼んでるしw)、Willのカリスマ性は本当にジェラルドのそれを彷彿とさせるようなものがあった。ツインボーカルのHannahちゃんとのコーラスも素敵だった…。

 

 その後のサイン会で少しだけお話しもできた。なんとギターのIanは少し前に日本に観光に来てたんだとか。多分新婚旅行かなあ。(ライブやってよ…)

 インスタのぞいたら可愛い写真だらけでなんか株上がる。

www.instagram.com

 特に彼は最近メイクを始めて黒リップが最高に似合ってて素敵。サイン会でせっかく写真も撮れるのにすっかりメイク落としちゃってて、そこだけちょっとがっかりした。

 

 そのあとはBBC introducingの若手を見たり、場内をぶらぶらも。

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  いかしたポスターが貼ってあった。

 

 物販はマーチだけなくこんなシャツのお店も。

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 UK男子ってみんなお洒落なシャツ着てんな〜ってよく思ってたけど、こういうとこの着てんの?もっと1着何万とかのブランドものなんだろうと思ってたけど。(まあ多分そうかも…)

 欲しかったけどあまり小さいサイズのがなくて、ノリで買ってあとで後悔するのはごめんだ…!という持ち前の冷静な性格が出てしまい買わなかった。

 

 お昼も食べたけど、バーガー類とかはどれも量が多そうで、そんなにがっつりいきたくないなあと思いチュロスを購入。

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 チュロスは量が多くないなんて誰が言った???

 今年1年分のチュロスの摂取量オーバーしました。夢の国のねずみもびっくりのサービス精神。(みんなでシェアする用とか言わないで… 泣くから。頑張って半分以上は食べた)

 

 入場から数時間。改めて周囲を見渡すと、地面に散らばる無数のゴミ…

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 地上の楽園…?

 最終的に脳裏に浮かんだ一番しっくりくるワードはこれでした。

 

 """ 無法地帯 """

 

 ゴミはゴミ箱に捨てましょうっていうか… 我々日本人は地面にゴミ捨てることにもはや抵抗感あるよね。無理だわ。フジロックサマソニのクリーンさを改めて感じた。

 

 気を取り直してThe Kooks

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 途中NBTで抜けるし後ろから大人見。とにかくシンガロングが凄くて人気だな〜と思った。

 

 長くなったのでもう1回に分けます〜次でクライマックス。

carcrashheart.hatenablog.com

 

【ライブレポ】Reading Festival 2018 ①

 イギリスの有名なフェス、レディングフェスティバルに行ってきた。もっともフェスに行きたいというよりはNothing But Thievesをまた見たかったのと、もともとイギリス旅行をずっとしたかったこともあって、時期的に良かったので参加してみることに。

 参加したのは金曜日の1日だけ。というか、昨年フジロックサマソニも行ったけど全部1日参加で、体力的に全日参加する未来は見えないなと思った…。あと金銭的にも。それからそんなに沢山アーティスト知らないし。

 

 レディングは割とメジャーなフェスだし、日本から参加する人も比較的多いと思う。結果的に言うとやはりめちゃくちゃ行きやすくて、どれくらい行きやすいかというとチケット購入時までリーディングフェスと読むと思ってたレベルの私でも簡単に辿り着けたくらい行きやすかった。(ちなみに昨年のフジロックは行こうと決めてから会場が因幡でなく苗場だということを知った)

 

 私も色んな方のブログ等を参考にさせて頂いたので、備忘録も兼ねて、これから参加する方の為に役立つ情報なんかも少し書けるかな〜なんて調子に乗って過ごしてたら見事に帰りの終電逃して駅で野宿しました。お前はいつもそうだ。誰もお前を愛さない。

 とりあえず会場にたどり着くまでと見たアクトの記録。(ちなみになんで終電逃したかは後ほど)

 

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  チケット。イギリス国外から購入する人は別の場所で受け取らなければいけないらしいけど私は第三者から購入してホテルに届けてもらっていた。

 ホテルに郵便を届けてもらうなんて国内外合わせて初めてだったので、届いてなかったらどうしようとヒヤヒヤしてたけど(だって地球の反対側まで来た意味)ちゃんと届いてて、他にもフロントで郵便物を受け取っている人がいたのでわりと普通のことらしかった。(一定期間現地の住所を手に入れられるってことだし、日本だと送料が馬鹿高くなるネット通販をするのもアリ?宿泊の数日前に届くようにしなきゃいけないし難しいか。保証はできませんね…)

 

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 King's Cross駅近くに泊まっていたのでそこから出発。素敵に晴れました。Paddington駅までは地下鉄で移動。

 ロンドンに滞在予定なら地下鉄はOyster Card(オイスターカード)という現地の人が使ってるパスモみたいなカードを絶対に購入したほうがいい。駅で簡単に発行できる。発行に5ポンドかかるけどカードを返せば返金してもらえる。ゾーンにもよるけど普通の切符のほぼ半額(2.4ポンド)で乗れるし、その日の上限6.4ポンドまで達するとそれ以上請求されないという素敵な仕組み。ロンドンを散策するなら実質6.4ポンドで地下鉄バス乗り放題だと考えていい。そう、あの有名な2段バスもカードで乗れるので、見つけたバスに気軽に乗り込んだりもしてみた。

 

 Paddington駅からはGreat Western Railway(グレイトウェスタン鉄道)に乗り換え。ここからはオイスターカードは使えないので切符を購入する。

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 事前にネット予約も可能で、左の機械で切符を発行できる。私は予約してなかったので右のチケット売り場から。人がいる窓口もあったけど脇に機械もあったので、機械で往復券を購入。行き先のReadingのボタンを選択すればおっけー。

 

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 切符買えました。

 

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 ホーム。違いがそんなに分からなかったけどファーストクラスの車両や予約済みの紙が貼られてる席などあるので乗る時は注意。車内は快適でした。こんな快適に行けてしまうフェスがあっていいのか!ってサマソニも都会か。車内にはコンセントと弱めだがwifiもあるのでフェス前最後の悪あがき充電をしましょう。

 

 ちなみにレディングはアプリがあるので入れておくと超便利。

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 こんな感じに自分の見たいアクトを事前にピックアップ出来るし、wifi無しでも15分前に始まるよーって通知をくれる。もちろん地図も見れる。この機能サマソニとかで導入出来ませんかね?

 

 Reading駅で降りた後は住宅地の中を歩いていく。

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 会場まであと少し!

 

 入場ゲートまではテムズ川の脇を歩いていった。地味に歩く。

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 Finally!

 スタッフのおばあちゃんがレディングは初めて?と聞きながらリストバンドの金具を止めてくれた。おばあちゃん髪の毛紫色で花冠つけてた。もしかしてここ天国かなって思った。

 

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 なんか…

 地上に楽園あった……って気分だった。

 スタッフのおばあちゃんといい、ここでは誰一人として一目を気にして生きてない感じが素晴らしかった。

 ここは、自由だ!

 

 ②に続く…

carcrashheart.hatenablog.com

 

【和訳/解説】Acadia / Marianas Trench

 2ndアルバムMasterpiece Theatreより。

 この曲も地味に好きな曲。もう戻れない古き良き子供時代を懐かしんでいる歌。 

youtu.be

open.spotify.com


Acadia

In the house I grew up in
My room in the basement
The hours turning
To years we've spent
Remember Chris in the back yard
Laughing so damn hard
And no one knew why
But the rest is forgotten
Behind me
Sometimes it reminds me
Of when we, we used to
Belong here
生まれ育った家の
地下室の俺の部屋
時は俺たちが過ごした年月に
クリスがバックヤードで
馬鹿みたいに大笑いしてたのを覚えてる
誰もわけなんて知らなかった
でもあとは忘れてしまった
俺の過去の中に
時々思い出すんだ
俺たちがここにいた時のことを

Every memory comes on
When I hear that old song
That we used to sing
With the words all wrong
I remember the faces
And familiar places
And I sing along
But Acadia is gone
思い出は蘇る
俺たちが歌詞を全部間違えて歌ってた
あの古い歌を聴くと
あの顔や懐かしい場所を思い出して
歌を歌う
でも アカディアはなくなった

Ran out of gas on the highway
We walked there and I gave
Drunken speeches on sobriety
Now we've all moved away and
Somehow became men
But I remember where it began at
Behind me
Sometimes it reminds me
Of when we, we used to
Belong here
ハイウェイでガソリンを切らして
俺たちは歩くことにして
俺はしらふで酔っ払いみたいな演説をした
今はもうみんな引っ越してしまって
なんだか大人の男になってしまった
でも始まりの場所を思い出す
俺の過去の中に
時々思い出すんだ
俺たちがここにいた時のことを 

Every memory comes on
When I hear that old song
That we used to sing
With the words all wrong
I remember the faces
And familiar places
And I sing along
But Acadia is gone
思い出は蘇る
俺たちが歌詞を全部間違えて歌ってた
あの古い歌を聴くと
あの顔や懐かしい場所を思い出して
歌を歌う
でも アカディアはなくなった 

Remember when 1712
Acadia road fell
They tore the house down
1712を思い出す
アカディアロードは崩れ
彼らはあの家を取り壊してしまった

Every memory comes on
When I hear that old song
That we used to sing
With the words all wrong
I remember the faces
And familiar places
And I sing along
But Acadia is gone
Acadia is gone
思い出は蘇る
俺たちが歌詞を全部間違えて歌ってた
あの古い歌を聴くと
あの顔や懐かしい場所を思い出して
歌を歌う
でも アカディアはなくなった 

In the house I grew up in
Remember the faces
When Andrew and I wrecked
Each other's cars and
Acadia is, Acadia is gone
生まれ育った家の
あの顔を思い出す
アンドリューと俺が
お互いの車をめちゃくちゃにした時の
アカディアは、アカディアはなくなった

 

 Joshの家があった場所がアカディアロードの1712という地名だったそう。(歌っているようにもう彼の家はそこにないけれど、地元ファンにとっての聖地みたいになってて、何人も訪れたりしている笑) 

 この歌の景色の中にギタリストのMattはいたのか少し気になる。二人はもう20年近い付き合いなので。

 また北米にあった別のアカディアという土地がフランス領からイギリス領にされてしまったのがちょうど1712年で、それを隠喩として取り入れているっぽい。

 ちなみにクリスがなんで爆笑してたかの謎は解明されている。

  葉っぱ吸ってたとかwww

 

【和訳/解説】Rose Colored Boy / Paramore

 Paramoreを聴き始めた当初はそれこそ憧れの可愛いエモガールという印象しかなかったボーカルHayleyだけど、意外と彼女の書く歌詞は地に足がしっかりと付いていて、聞いていてハッとさせられることが多い。
 念願叶って今年ライブを見に行った時も、そこには可愛いなんて生易しい言葉で形容できない、パワフルでとてもかっこいい一人の女性がいて、すごく圧倒されてしまった。
 
 そんなParamoreの最新アルバムから歌詞が気に入っているこの曲を。もう色んな方が訳を載せてるけど難しいからか結構意味が違うかな… これも私なりの解釈に過ぎないので。むしろ解説がメイン。
 

 

Rose Colored Boy

Low-key, no pressure, just hang with me and my weather
Low-key, no pressure, just hang with me and my weather
やる気ない プレッシャーもない 私の気分に付き合って

Rose-colored boy
I hear you making all that noise
About the world you want to see
And oh, I'm so annoyed
'Cause I just killed off what was left of the optimist in me
バラ色の少年
あんたがお望み通りの世界を語って聞かせてるのが聞こえる
ああうざい
だって私はたった今、私の中の最後のポジティブを殺しちゃったとこだから 

Hearts are breaking, the wars are raging on
And I have taken my glasses off
You got me nervous
I'm right at the end of my rope
A half empty girl
Don't make me laugh, I'll choke
心は砕けて 戦いは激しさを増してる
だから私はメガネを外しちゃった
あんたは私を神経質にさせる
私はもうロープの端っこに立たされてる
ネガティブ思考の持ち主
笑わせないでよ 窒息しちゃうから 

Just let me cry a little bit longer
I ain't gon' smile if I don't want to
Hey man, we all can't be like you
I wish we were all rose-colored too
My rose-colored boy
ただもうちょっとだけ泣かせて
私は笑いたくない時には笑わない
ねえ みんながあんたみたいになれる訳じゃないの
みんな頭がお花畑だったらいいのに
あんたみたいに 

Low-key, no pressure, just hang with me and my weather
やる気ない プレッシャーもない 私の気分に付き合って 

I want you to stop insisting that I'm not a lost cause
'Cause I've been through a lot
Really all I've got is just to stay pissed off
If it's all right by you
私は大丈夫だなんて言ってこないで
だって私は沢山のことを乗り越えて
結局怒ってるだけなの
あんたが構わないなら 

But hearts are breaking, the wars are raging on
And I have taken my glasses off
You got me nervous
And you're turning it into a joke
A half empty girl
Don't make me laugh, I'll
でも心は砕けて 戦いは激しさを増してる
だから私はメガネを外しちゃった
あんたは私を神経質にさせる
それから下らないジョークにしてしまう
ネガティブ思考の持ち主
笑わせないでよ じゃないと… 

Just let me cry a little bit longer
I ain't gon' smile if I don't want to
Hey, man, we all can't be like you
I wish we were all rose-colored too
My rose-colored boy
ただもうちょっとだけ泣かせて
私は笑いたくない時には笑わない
ねえ みんながあんたみたいになれる訳じゃないの
みんな頭がお花畑だったらいいのに
あんたみたいに 

Leave me here a little bit longer
I think I wanna stay in the car
I don't want anybody seeing me cry now
You say "We gotta look on the bright side"
I say "Well maybe if you wanna go blind"
You say my eyes are getting too dark now
But boy, you ain't ever seen my mind
もうちょっとここに放っておいて
車の中にいたい
誰にも泣き顔を見せたくないから
物事の明るい面を見なきゃ なんて言うから
そんじゃ失明したけりゃね って私は返す
私の瞳は暗すぎるんだ って言う
でもさ、私の心の中を見たことなんてないでしょ

Just let me cry a little bit longer
I ain't gon' smile if I don't want to
Hey, man, we all can't be like you
I wish we were all rose-colored too
My rose-colored boy
Just let me cry a little bit longer
I ain't gon' smile if I don't want to
I know we all can't be like you
I wish we were all rose-colored too
My rose-colored boy
ただもうちょっとだけ泣かせて
私は笑いたくない時には笑わない
ねえ みんながあんたみたいになれる訳じゃないの
みんな頭がお花畑だったらいいのに
あんたみたいに

Low-key, no pressure, just hang with me and my weather
Low-key, no pressure, just hang with me and my weather
やる気ない プレッシャーもない 私の気分に付き合って

 
 MVはわりと良くある展開だが、TVの顔であるニュースキャスターHayleyが、どんな時でも笑顔を見せようと頑張りすぎて内面から壊れてしまうという感じの内容。
 

www.youtube.com 

 この前TV番組で披露した時には、公式が曲にこめられた意味や想いをツイートしていた。

 "この曲は、世の中や自分に絶望してる時でもとにかく楽観視しようというプレッシャーを感じてしまうことについて歌ってる。社会はHappyでいなきゃ、Happyな姿を見せなきゃっていうプレッシャーでいっぱいで、自分がHappyでないと情けなく感じてしまう"

 

  "悲しみに情けなさを加えると、とても有毒なカクテルになる。社会的な期待が加わらなくたって、悲しみや鬱、どんな不安だって向き合うのは大変なこと。何もかもバラ色に塗り潰そうとするより、共感してくれる人に会う方がもっと大切だし癒しになる"

 "この歌詞によって誰かの孤独感を減らせたらと思う"

 

 私は笑いたくないときには笑わない!

 そう宣言したこの歌はすごいと思う。だって、世の中には辛い時でも前を向いて笑顔で頑張れなんて言う歌が腐るほどあるから。

 笑わなくていいんだ。

 無理して笑わなくても。

 

 またHayleyは最近メンタルヘルスについてのエッセイも公開していた。自身の経験したスランプや鬱について。彼女は数年前には死を考えていたほどだった。

www.papermag.com

 日本語訳が殆ど存在しないから、少しだけ訳を。何かの作り手として、すごく共感してしまった一節。

 

 "What am I freaking out about? People will see it, they might even read it, and if I'm lucky they'll get something from it. No. If I'm honest, in my head, it's more like this: People will see it, they might even read it, and if they don't get anything from it then maybe it's a reflection of my worth"

 "私は何を恐れてるの?人々は私の書いた歌を見るじゃない、ひょっとしたらちゃんと読むじゃない、そんで私がラッキーだったら、彼らはそこから何かを得るじゃない!

 …違うの。正直頭の中はこんな感じ。人々は私の書いた歌を見るし、ちゃんと読むかもしれない、そんでそこから何も得るものがなかったら……

それが私自身の「価値」ってこと"

 

 私も自分自身の価値に自分の生み出した作品を重ねている。それくらいしか取り柄がないと思っているから。でもその比重が大きすぎると、何も作れなくなった時に、一瞬にして自分の全てが崩れていく。内側から。作品を人前に公表し評価を受けることは、常にその恐怖との隣り合わせだったりする。

 だけど同じような気持ちを、グラミー賞を手にした彼女が持っているとは思わなかった。

 

 それでも歌を書くことは最終的に彼女の救いになった。彼女の気持ちを正直にぶつけられたから。 それがこの曲の収録された5thアルバムAfter Laughter (笑ったあと)、人が大笑いしたあとの、現実に引き戻されていく表情のことらしい。

 

 彼女はエッセイの最後をこんなアドバイスで締めくくっている。

 "Expression is survival. You can do it however you please. Write, draw, create something with your hands. Tell somebody you love them. Take a drive, roll down your windows and yell something like, "MY LIFE IS SO SHIT RIGHT NOW!" Or, "WHAT DO YOU KNOW? I'M ACTUALLY FINE TODAY!"

 These are just things to try if the crying and dancing doesn't work.

 And so you can't say that my essay didn't help a little bit... and then I won't tell myself I'm worthless"

 "表現は救いになる。どんな風にでも好きにやればいい、書いて、描いて、あなたの手で何かを作って。誰かに愛してると伝えて。ドライブして、車の窓を開けてこんな感じに叫ぶの、私の人生超最悪!とか、御機嫌よう、今日の私は絶好調!とか。

 まあそれが泣いたりダンスしたりが効かなかったときの私のおすすめ。

 そんなわけで、私のエッセイが全然役に立たなかったとか言わないでよね、そしたら私は自分に価値がないなんて言わなくて済むから!"