You are what you love, not who loves you.

ロックとアートとお布団が好き。ちっちゃいものを作る人。ここでは取り留めのない呟きや考え、好きなものの紹介を。

【和訳】Soda / Nothing But Thieves

 面白いことに、音楽は聴いていた時の感情や場所の風景をびっくりするほど記憶していたりする。私が彼らの2ndアルバムBroken Machineを初めて聴いたのは、タイのゲストハウスのベッドの上だった。なんでもちょうど大学の授業でタイに来ていた時にリリース日が重なって、翌朝早く空港に向かう為に友人らはとっくに就寝しているというのに、暗闇の中独りで聴いていた。

 金継ぎからインスパイアされたジャケットのアートワークのように、ダークなものを芸術に昇華したという今作は、本当に暗くて重くて悲しくて、飲み込むのが辛かった。でも恐ろしいほど深く陶酔してしまった。

 

 中でも一番心が抉られた曲。

 自分でいたくない、他の誰かになりたい。こんなに私の思ってたことをストレートに歌われた曲は初めてだったから。

 

open.spotify.com

 

Soda

 

I'm an exception
It's hard to accept
Because I try to be happy
But then I forget
They tell me I need to chill, man
It's all in your head
Maybe I'm paranoid
僕は例外
認めるのは嫌だけど
だってハッピーになろうとしてるから
でもすぐ忘れちゃう
彼らは落ち着けよって言う
全部気のせいだって
多分僕は妄想癖なんだ

 

I don't wanna be myself
It's making me so unwell
Yeah, yeah, yeah
I don't wanna be myself
Just wanna be someone else
Yeah, yeah, yeah
自分でいたくない
とても調子が悪くなる
自分でいたくない
ただ他の誰かになりたい

 

I once had a thought
But don't know where it went
'Cause I've been living off soda
And cheap cigarettes
Maybe when I was a kid
I was dropped on my head
Yeah, that would make some sense
考えがあったんだけど
どっかに行ってしまった
だって僕はソーダ
安っちいタバコで暮らしてるから
多分僕は子供のころに
頭から落っこちたんだ
ああ その方が都合がいいや

 

I don't wanna be myself
It's making me so unwell
Yeah, yeah, yeah
I don't wanna be myself
Just wanna be someone else
Yeah, yeah, yeah
自分でいたくない
とても調子が悪くなる
自分でいたくない
ただ他の誰かになりたい

 

 

 残念ながら私は底抜けに明るい応援歌やラブソングには心が動かない人間で、逆にこういう音楽に深く深く惹かれてしまう。多分自分を肯定してくれるものに縋り付いてるんだと思う。国内盤が出てるアーティストはこんな私が訳すまでもないと思っていたけど、自分が好きな曲は訳してみることにする。

 今年行ったライブでもSodaは演奏してくれた。Conorがこれ僕のお気に入りって言って、ちょっと笑って、こんなに悲しい悲しい歌をうたった。 

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【ミニチュア】Fall Out Boy / infinity on highドールハウス制作①

 これはFall Out Boyの代表作とも言える3rdアルバムinfinity on highのジャケ画の部屋を1/12スケールのドールハウスで再現したい!という執念とその記録。

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 何事も記録をつけるのは良いことだと思って。一人でも読んで楽しんでくれたら嬉しいです!!!ちなみにFOB公式にInstagramで紹介して頂きました。

www.instagram.com

 とりあえず軽く自己紹介、私はミニチュア造形作家です。10年以上前にHow to本や他の作家さんの見様見真似で制作開始、以降独学で作り続けている。他の作品に興味もって頂けた方は、Instagramをご覧になってくれたら嬉しいです… ↓

www.instagram.com

 

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 初めて見た時からすごく惹かれていつか作りたいと思っていたこの部屋。Pete曰く薄気味悪さをあわせ持つ夢の中がコンセプトだった記憶が。ゴッホのあの有名な絵画The Starry Nightからも着想を得ている。

 2013年、てっきり解散したものだと思っていた彼らが奇跡の活動再開、新譜発売で世界中が沸いてた中、私はというと大学受験の失敗でどん底にいた。受験勉強の為に彼らの2回の来日ライブを断念し、自分の生きている意味が見出せなくなったところで、「そうだ、あの部屋を作ろう!」と勉強を放棄して制作開始。

 

1. メンバー全員の身長を調べる。

 ブックレットの数ページに点在する家具や部屋のサイズを把握する為に使えそうだったから。それでも正確な身長はでてこなかったけど、確かボーカルPatrickの身長が163cm。163cmです。(ここ試験に出ます) 私と全く一緒。彼らの身長を参考に設計図を描き、方眼紙で立体模型を製作。

 ちなみになぜ1/12スケールなのかというと、自分の制作してきたスタイル、ドールハウスの基準に則ったもの。1フィートを1インチに換算して作る伝統的な基準。国内外を問わず今活動しているミニチュア作家のほとんどは1/12スケールで制作している。

 

2. 立体模型に則って骨組作り〜板張り

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 この方法は昔他の作家さんが紹介されていたものを参考にしている。ちょうど本物の家を作るみたいな感覚で、メリットは

  • 木材の縦横が組み合わさる為、湿気などの反りに強い。
  • 電飾の配線などが間に隠せる。
  • 窓や扉の部分をくり抜く作業がない。
  • そしてカッターナイフ一本で作れる。そう、このドールハウスは特に特殊な工具とかは使ってない、普通のカッターナイフとボンドで全部作ってます。みんなもLet's try☆ 

デメリット:死ぬほど時間がかかる。

 

3. 腰壁と幅木

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 腰壁、これがあると欧米のお部屋って感じ。すごい好き。高さ90~120cm辺りが主流らしくて、私は100mmで作った。実は本物はクローゼットの位置が部屋の真ん中にあったことは承知で、違和感がない範囲で横の幅を少し縮めている。理由はあまりに大きくなると置き場所に困るから…笑。

 

4. クローゼット

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 ぶら下がってる変な人がすごく邪魔でした。

 

5. 壁

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 やっと全体像が見えてきた!部屋の3辺で壁の色が違うのがお洒落。左の壁はペイント、中央はテープ、右は壁紙デザインからソフトで制作。窓は憧れのダブルハングウィンドウ。アメリカのお家といえばこれ。もちろんちゃんと開閉できるように作った。

 

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 デザイナーは壁紙の模様なんて何もこだわってなかったと思うけど、私は必死だよ… ちゃんと縮尺も考えて縮めて、シールタイプの用紙に印刷して板に貼り付ける。(普通の紙だと接着剤の水分でよれやすく、貼り付けるのが難しい為)

   

 実はこの後大学に入学して忙しくなったり留学したりで3年放置〜〜〜w

 

 ちなみに初めて行ったFOBのライブは2014年の2月6日。大学入試終わってから来てほしかったのに待ってくれなかったよね。どうしても行きたかったからセンター利用で滑り止め受けまくって全部A判定もらって行きました… 直後の一般試験にFOBのマーチ着てって見事に不合格。でもその一週間後に完全に腑抜け状態で受けた大学に何故か受かった。

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 初めて見たジョーさんは神様だったことだけ覚えてる。

 

 2017年にinfinity on highが10周年だということを知り、今年完成させなかったらもう一生完成させないなと思い一念発起で制作再開。

 

6. 電飾

 星の輝きを表現することがこの部屋の制作における夢だった。2種類の光ファイバーを使用。壁に無数の穴を開けまくる。でも電気をつけていない時も作品として成り立たせたかったから、どうしても穴を見せないようにしたくて悩んだ。画材屋さんで光が透過する厚手のビニールシートを見つけ、これだ!と思い壁紙に採用。

f:id:carcrashheart:20180505000403j:plain  初めて明かりをつけた時は自分で感動した…… 

 

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 Behind the scenes. 軽く100本はあると思う……… 頑張った(;_;)

 

7. ベッド周辺

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 この辺りも本物に忠実に行きましょう〜 月は習字につかう半紙を破いた張り子製。布団とナイトスタンドライトの布も壁紙と同様デザインから真似て作ってる。ランプの足は丸い割り箸とコットンパールで出来ていたり。

 

8. 鏡側のインテリア

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 ここは本物は鏡しか無かったから好きにやらせて!と思って。センスよく並べるのが難しかった… ファンなら分かるネタも多いけど、分かりにくいものもあるから解説付き。公式の写真やデザインは使わせて頂いたけど、SRARの歌詞とイリノイ州はデザインから自作。(イリノイ州のフリー地図がなかなか見つからなかったという笑える苦労話)

 

 ここまでで長くなってしまったので小物編は②に続く〜 近いうちに書きます。 

 

【和訳】Who Do You Love / Marianas Trench

 いきなり4人のコーラスから始まる素敵な曲。Spotify曰く今一番彼らの曲で聴かれているそうで嬉しい〜 

 更に素敵なのはこの曲のMV。MVを作るのにはお金がかかるけど、そのお金を好きな人達の為に使いたいねってコンセプト(spent it on "Who We Love")で、制作予算5万ドル+メンバー個人のお金で自らチャリティーを行うという内容。愛犬が大好きなJoshは動物愛護施設に寄付したり、コーヒー好きのMikeはホームレス達にコーヒーを配ったり、それから児童養護施設や学校や病院に寄付してまわったりしている。

 とにかくこのMVだけでメンバーの人柄がよくわかってもらえると思う!

 

youtu.be

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Who Do You Love

 

‪Well I've been deep in this sleeplessness‬
‪I don't know why‬
‪Just can't get away from myself‬
‪When I get back on my feet I'll blow this open wide‬
‪And carry me home in good health‬
‪ずっと眠れないままでいるよ‬
‪なぜかは分からない‬
‪ただそこから抜け出せないんだ‬
‪立ち直れた時には全部打ち明けるから‬
‪無事なまま我が家に運んでくれ‬
‪ ‬
‪God it's been so long‬
‪Wide awake that I feel‬
‪Like someone else‬
‪I miss the way that you saw me‬
‪Or maybe the way I saw myself‬
‪But I came back to you broken‬
‪And I've been away too long‬
‪I hear the words I've spoken‬
‪And everything comes out wrong‬
‪I just can't get this together‬
‪Can't get where I belong‬
‪ああ ずいぶんと長い間 目覚めたままでいるから‬
‪他の誰かになってしまった気分だ‬
‪君の俺への眼差しが恋しいよ‬
‪それとも多分 俺の俺自身へのかも‬
‪でも俺は君を壊してしまった‬
‪そして長いこと去っていた‬
‪俺自身の言葉は全てが間違って聞こえる‬
‪元に戻せない‬
‪元の居場所に戻れないんだ‬
‪ ‬
‪Who do you love?‬
‪Who do you love?‬
‪Who do you love?‬
‪君は誰を愛してる?‬
‪ ‬
‪Well I've been deep in this sleeplessness‬
‪I don't know why‬
‪Just can't get away from myself‬
‪When I get back on my feet I'll blow this open wide‬
‪And carry me home in good health‬
‪Screaming‬
‪Who do you love? Who do you love?‬
‪Who do you love? Who do you love?‬
‪Who do you love? Who do you love?‬
‪Who do you love?‬
‪ずっと眠れないままでいるよ‬
‪なぜかは分からない‬
‪ただそこから抜け出せないんだ‬
‪立ち直れた時には全部打ち明けるから‬
‪無事なまま我が家に運んでくれ‬
‪叫んでいる‬
‪君は誰を愛してる?‬
‪ ‬
‪From fable to fumble‬
‪From stable to stumble‬
‪Never more‬
‪I'll say goodbye to my demons‬
‪And all my break-evens‬
‪Ever yours‬
‪I won't come back to you broken‬
‪I won't stay away too long‬
‪Even if words I've spoken‬
‪Seem to still come out wrong‬
‪I get my shit back together‬
‪Get right where I belong‬
‪寓話から 手探りに‬
‪落ち着きから よろめく‬
‪もう二度と繰り返さない‬
‪自分の中の悪魔に別れを告げるんだ‬
‪それから差し引きゼロに‬
‪君の元へ‬
‪君を壊してしまったりはもうしないよ‬
‪ずっと離れていたりもしない‬
‪たとえ俺の言葉がまだ間違ってしまいそうでも‬
‪再び元に戻ってやる‬
‪元の居場所に戻ってやるんだ‬
‪ ‬
‪Who do you love?‬
‪Who do you love?‬
‪Who do you love?‬
‪君は誰を愛してる?‬
‪ ‬
‪Well I've been deep in this sleeplessness‬
‪I don't know why‬
‪Just can't get away from myself‬
‪When I get back on my feet I'll blow this open wide‬
‪And carry me home in good health‬
‪Screaming‬
‪Who do you love? Who do you love?‬
‪Who do you love? Who do you love?‬
‪Who do you love? Who do you love?‬
‪Who do you love? Who do you love?‬
‪ずっと眠れないままでいるよ‬
‪なぜかは分からない‬
‪ただそこから抜け出せないんだ‬
‪立ち直れた時には全部打ち明けるから‬
‪無事なまま我が家に運んでくれ‬
‪叫んでいる‬
‪君は誰を愛してる?‬
‪ ‬
‪Everything goes quiet‬
‪It's like I just can't move‬
‪You say I might as well try it‬
‪There's nothing left to lose‬
‪Nothing will change if you never choose‬
‪全てが静まり返って‬
‪まるで動けなくなってしまったみたいだ‬
‪君は挑戦するしかないと言う‬
‪失う物なんかないんだ‬
‪何も変わりはしないよ 選ばなかったら‬
‪ ‬
‪Well I've been deep in this sleeplessness‬
‪I don't know why‬
‪Just can't get away from myself‬
‪When I get back on my feet I'll blow this open wide‬
‪And carry me home in good health‬
‪Well I've been deep in this sleeplessness‬
‪I don't know why‬
‪Just can't get away from myself‬
‪When I get back on my feet I'll blow this open wide‬
‪And carry me home in good health‬
‪Screaming‬
‪ずっと眠れないままでいるよ‬
‪なぜかは分からない‬
‪ただそこから抜け出せないんだ‬
‪立ち直れた時には全部打ち明けるから‬
‪無事なまま我が家に運んでくれ‬
‪叫んでいる‬
‪ ‬
‪Who do you love? Who do you love?‬
‪Who do you love? Who do you love?‬
‪Who do you love? Who do you love?‬
‪Who do you love? Who do you love?‬
‪Who do you love? Who do you love?‬
‪Who do you love? Who do you love?‬
‪Who do you love? Who do you love?‬
‪Who do you love? Who do you love?‬
‪Who do you love?‬
‪君は誰を愛してる?‬

 

 始めは別れた恋人に向けた歌だと思っていたけど、ファンに向けた歌かもしれない。この曲の収録された4thアルバムのリリースに何年もかかってファンを待たせてしまったこととか、 Josh自身が体調を崩して入院していたり、曲が全く書けなくなってしまったこととかも関係していると思う。

 MVの最後は"Who Do You Love?"の文字で終わる。それにはこのMVを見た人達が彼らにインスパイアされて、自分の好きな人達の為に何かできることがあるか考えてくれたらという願いが込められている。実際にファンがチャリティー活動をしてみたよ!って報告してきたりもしてる。 メンバーもこの曲が人気になって嬉しいんじゃないかな。

 

 Who Do You Love?

 

【和訳】Ever After Story / Marianas Trench

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 Marianas Trenchの3rdアルバムEver Afterの楽曲と共に公開されていた物語。英文は歌詞カードからそのまま転載。曲タイトルとストーリーの順番も歌詞カード通りに載せてます。このアルバムは1曲目から最後まで途切れなく全曲が繋がっていて、アルバム全体で一つの物語を表現している。

 所々意訳を含むし誤訳もあるかもなのでストーリーの把握程度に読んでくれると嬉しいです。私は何の権利も持たないので、これを読んだらぜひ彼らのアルバムを通して聴いてください。ちなみにMVはリリース順がアルバムと違って何故かストーリーもHaven't Had Enough → Fallout → Desperate Measures → Stutter → By Nowの順なので注意。(タイトル横に番号振っておいた)

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Ever After

 Once upon a time, I awoke in a strange place. I had no idea how I'd come to be there. Bewildered, I stood on a cliff, overlooking a giant land, with a large factory in the distance. The factory looked dark and foreboding, an ominous presence in what looked to be a once beautiful countryside.
 "It was mine, once," said a voice behind me. I turned around to see a strange man. A toy. He looked raggedy and forlorn. What once was shiny and new, was now a forgotten and broken old man. He told me he used to be the King, but now lived as an outcast, overthrown by the heartless Queen Carolina. Carolina has stolen the heart of the king's adopted daughter, Porcelain. She locked Porcelain's heart away in a toy box and cast her out of the kingdom. Now, Carolina lived in the tower atop of the factory, where she continuously created more toys, soldiers for her army. No one had seen Porcelain for a very long time. The outcast King told me how to get home. In the factory tower, there was a toy box. Inside where all the things Carolina had stolen, including the entrance to my home. But I would need the key. The key was split into halves and the person that held half of the key, was Porcelain. I would need to find her, get into the factory thrown room, and unlock the box. I set off, in search of the lost princess, and a way home.

 これは遠い昔の物語。
 俺は知らない場所で目を覚ました。どうやってそこにたどり着いたのかは、見当もつかなかった。俺は崖の上に立って途方にくれながら、遠くに大きな工場のある、巨大な王国を見下ろしていた。工場は薄暗く、かつては美しかったと思わせる風景の中で、不吉な予感を漂わせていた。
「ここはかつて、私のものだった」
 背後から声がした。俺が振り返ると、見知らぬ老人がいた。おもちゃだ。彼はボロボロで、惨めだった。昔は輝いていて綺麗だったんだろう姿は、今や見る影もなく、壊れた老人でしかなかった。
 彼は、かつて自分は王様だったが、残酷な女王カロライナに屈服させられ、追放者の身となったと語った。カロライナは王の養子だった娘ポーセリンの"心"を盗み、おもちゃ箱に閉じ込め、彼女を王国から追い出してしまった。
 カロライナは工場のてっぺんに暮らし、兵隊にするためのおもちゃをずっと創り続けている。もうずいぶんと長い間、誰もポーセリンの姿は見ていなかった。
 追放されし王は、俺に元いた世界に戻る方法を教えてくれた。工場の塔におもちゃ箱がある。箱の中にはカロライナが盗んだもの全てが入っていて、俺のいた世界への扉も隠されているらしい。だが俺にはおもちゃ箱を開く鍵が必要だった。鍵は半分に割れてしまっていて、その片方を持っているのがポーセリンなのだった。俺はまず彼女を探し出し、塔の中へと入り、おもちゃ箱を開かなくてはならない。
 俺は消えたプリンセスを探す旅へ、そして元の世界に戻るすべを探す旅へと出発した。

 

「Ever After」Marianas Trench - Ever After [Official Audio] - YouTube

「Haven't Had Enough」①

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「By Now」⑤

youtu.be

 

 I dreamed I was asleep. Carolina came to me in the night. I couldn't quite make out what she looked like, her form changed from second to second, but she radiated power. She asked me to join her. No one would have to know, it would be our dirty little secret. I could have everything I'd ever wanted, but I would never go home again. The factory would be my new home, and I could be her new King. Although I considered it, I turned her away and she vanished. I awoke in a forest clearing, in the dead of night. At the base of a giant tree, stood a young girl. Not a toy, but a person. A lost warrior, beautiful and dangerous. I had found Porcelain.

 俺は眠っている夢を見た。カロライナがその夜、俺の元へとやって来た。俺は彼女の姿を少しも思い出すことは出来なかった。彼女は次から次へと自分の姿形を変えていったからだ。そして力を放ってきた。
 彼女は俺を誘惑した。これは誰も知るはずがない、たった2人だけの秘密で良いのだと。俺の欲しいものを全て手に入れてあげよう、ただし俺は元の世界にだけは絶対に戻れない。工場が俺の新しい家となり、俺は彼女の新しい王になる。
 俺は考えてしまったが、彼女に背を向けた。彼女は消え去っていった。
 俺は真夜中に、森の中で目覚めた。大きな木の根元に、少女が立っていた。おもちゃじゃない、人だ。消えてしまった戦士、美しく、そして危険な存在。
 俺はポーセリンを見つけたんだ。

 

「Truth or Dare」Marianas Trench - Truth Or Dare [Official Audio] - YouTube

「Desperate Measures」③

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「Porcelain」Marianas Trench - Porcelain [Official Audio] - YouTube

 

 She wore a half key around her neck, like a pendant. I asked Porcelain why she wasn't a toy like everyone else. She didn't know. She couldn't remember anything of her life before her heart had been stolen, and had felt empty ever since. The queen's toy soldiers roamed the countryside, stealing everybody's hearts, and locked them away. With all the toys in Toyland feeling the apathy of heartlessness, No one would stand up to her.
 I told Porcelain my tale, and explained what we must do. She agreed and told me that first we must find the Stuttering Wise Man. The one creature in Toyland who still had a heart, and the other half of the key. We had to find him, before the Toy Soldiers found us.

 彼女は半分だけの鍵をペンダントのように首にかけていた。俺はポーセリンに、なぜ彼女は他のみんなのようにおもちゃではないのか尋ねた。彼女は理由を知らなかった。彼女は自分の心が盗まれる前のことを何一つ思い出せなかった。そしてその時からずっと空っぽな気持ちなんだと言った。
 女王のおもちゃの兵隊は国を巡り、みんなの心を盗んで追い出してしまった。王国のおもちゃ達はみんな女王の冷酷さを感じる心を持たなかったから、彼女の味方になるものは誰一人としていなかった。
 俺はポーセリンに自分の身の上を打ち明け、これからしなければならないことを話した。彼女は頷き、まず俺達がしなければならないのは"どもりの賢人"を探すことだと言った。彼はおもちゃの国でただ1人、まだ心を持っている生き物で、割れた鍵の半分を持っているという。俺達は彼を見つけ出さなければいけなかった。おもちゃの兵隊達が、俺達を見つける前に。

 

Fallout」②

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「Stutter」④

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「Toy Soldiers」Marianas Trench - Toy Soldiers [Official Audio] - YouTube

 

 The Stuttering Wise Man lived in a secret cave. Brother to the Outcast King, he had once been the Prince. He looked a little warn, but still had a glow about him. He still had a heart, and a guilty memory. He told us that Porcelain was from the same place as me. She had shown up as a lost child, and had been adopted by the king. The prince had know Carolina once, too. She had seduced him to get into the royal family. She had told him what he wanted to hear. But as soon as they were married, it all changed.
She stole young Porcelain's heart first, and it broke the heart of the king. In his frail state, he was too weak to fight her. The prince and the king both fled, seeking safety in hiding.

 どもりの賢人は洞穴の中に隠れ住んでいた。彼は追放された王とは兄弟で、王子だった。彼は少しくたびれた様子だったが、かつての威厳をまだ持っていた。彼はまだ心を持っていて、それから罪の記憶にさいなまれていた。
 彼は、ポーセリンは俺と同じ世界から来たのだと語った。彼女は迷子になってこの国へやって来て、王に養子にされたのだ。王子はカロライナについても知っていた。彼女が彼を誘惑して、王家の一族に入ったのだった。彼女は王子の望むままを語って聞かせた。だが2人が結婚してから、全てが変わってしまったのだ。
 カロライナはまずポーセリンの心を盗んだ。彼女の仕打ちに、王の心は砕けてしまった。彼は年老いていて、彼女と戦うにはあまりにも弱かった。王子と王は、共に安全に隠れられる場所を求めて逃げ出した。

 

「B Team」Marianas Trench - B Team [Official Audio] - YouTube

「So Soon」Marianas Trench - So Soon [Official Audio] - YouTube

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 The prince showed us the secret entrance to the factory. All toys were born there. We snuck down to the basement, to the fiery forges. There were hundreds of toys. They were working on a giant assembly line, assembling new soldiers. Numb soldiers who are born without hearts at all. Stolen, before they were ever born. We stood on a podium, overlooking the factory floor. We pleaded with the toys to join us. If we worked together, we could overthrow the queen and everyone would get their heart back.
 We urged them to face the music when it's dire. Slowly, their were murmurs of rebellion. With our own army, we marched into the courtyard. A giant chessboard. We stood on one side, and the queen's army, ready for us, stood on the other side with a thousand royal guards. We were outnumbered, but we only needed to buy enough time to sneak into the tower and open the toy box.
 The Outcast King led the charge into battle. Alone, The Stuttering Prince, Porcelain, and I snuck up to the tower.

 王子は俺達に工場への隠された入り口を教えてくれた。全てのおもちゃはそこで生まれるのだ。俺達は地下の鉄工場に潜入した。そこには何百ものおもちゃがいた。彼らは巨大な製造ラインで、新しいおもちゃを組み立てていた。心を持たずして生まれた空っぽのおもちゃ達。あるいは、生まれるより前に盗まれてきたもの達。
 俺達は演説台の上に立って、作業風景を見下ろした。そしておもちゃ達に、俺達の仲間に加わるように懇願した。もしも一緒に戦えば、あの女王を追放し、心を取り戻すことが出来ると。俺たちは悲劇が起こっている今この時に、立ち向かってくれと、強く語りかけた。
 だんだんと、反乱を起こそうというざわめきが湧き上がってきた。
 俺達は自身の軍隊達と共に、工場の中庭へと行進していった。そこには巨大なチェス盤があった。俺達は一方に立ち、女王の軍はもう一方に、何千もの衛兵と共に待ち構えていた。俺達はあまりにも数で劣っていた。だが俺達には、塔へと忍び込み、おもちゃ箱を開けるための時間さえ稼げればよかったのだ。
 追放されし王が先頭に立ち、戦いに火を付けた。王子とポーセリン、俺の3人は塔の中へと忍び込んだ。

 

「No Place Like Home」Marianas Trench - No Place Like Home [Official Audio] - YouTube

youtu.be(ついでにお気に入りのライブ映像も。4人のコーラスは最高の癒し…)

 

 The queen was waiting for us at the toy box. She came at me. I couldn't hold her off. As she reached hungrily at my chest, Porcelain and the prince unlocked the toy box. I was blinded in a wash of light. From the courtyard, we heard joyous screaming. When my eye focused, I saw Porcelain, now powerful, standing over the queen, sword drawn. The Stuttering prince lay motionless. The other half of the key had been his own heart. He had sacrificed himself to free the hearts of everyone else. Porcelain picked up the queen and threw her from the tower window and into the courtyard below. She was overwhelmed by a sea of angry toys. The king, no longer an outcast, retook the throne. Porcelain and I returned home but found, after everything, it no longer felt like home. We chose to return to Toy Land where we lived happily ever after.
~The End~

 女王はおもちゃ箱の前で、俺達を待っていた。彼女は俺の元へと近寄ってきた。俺は彼女を避けることが出来なかった。彼女がまるで貪るように俺の胸めがけて飛び込んできたその時、ポーセリンと王子がおもちゃ箱の鍵を開けた。
 俺は眩いばかりの光の波に呑まれた。
 中庭から、勝利の叫び声が聞こえた。俺が再び視界を取り戻した時、抜き身の刀を持ち女王に立ちはだかる、強く美しいポーセリンの姿を見た。王子は倒れていて、もう動かなかった。半分に割れた鍵の片割れは、彼の心だった。彼は自分自身を犠牲にして、みんなの心を解放したのだった。ポーセリンは女王を掴むと、塔の窓から中庭をめがけて放り投げた。彼女は怒り狂ったおもちゃ達の群れの中へと落ちていった。
 もはや追放者ではなくなった王は、再び即位に着いた。
 ポーセリンと俺は再び元の世界へと戻ることが出来た。しかし、元の世界はもはや我が家のようには思えなかった。俺達はおもちゃの国へと引き返すことを選び、おもちゃの国の中で、いつまでも、幸せに暮らしたのだった。~The End~

 

プロモーションビデオもあったり。
なぜか公式は消してしまったらしいので、ファンがあげ直したもの。

youtu.be

 曲もこのストーリーをなぞりつつ、また彼自身について歌ってもいる。各曲の和訳はまた時間が出来た時に。でもMVがある曲は他の方の翻訳を見たことある… とにかく楽曲が主役なので!曲を!アルバムを聴いてくれ!!!

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ライブ撮影について考える

 先月渋谷でNothing But Thievesのライブを見た時の話。

 ライブが始まってすぐ、自分の隣にいた男性が妙に気になった。彼は手にセルフィースティックを持って立っていた。ライブ撮影にセルフィースティック?ずいぶん気合入ってるな…と若干引きつつ無視しようとしたのだが、ライブが進むにつれ彼がしていたことを理解してしまった。彼はライブを全て撮影していたのだ。棒立ちで微動だにせず、時々カメラの位置を気にしながら、全セットに渡り撮影し続けていた。

 

 後日分かったのだが、彼はライブ配信をしていた。その場で会場の外に向けて発信し続けていたのだ。Youtubeにそのサイトに繋がるページがあったが、その先は会員制で入れなかった。見るのにあたり金銭が発生したのだろうか?もしかして彼はあの場で金稼ぎをしていたのだろうか?彼のあの行動は違法ではないのだろうか?

 

 だが、そんな疑問が浮かんだのはライブが終わった後日の話。

 その場の私はというと、ライブ中に突然脳内で大反省会が始まっていた。はじめ私はイラっとして彼のセルフィースティックをはたき落としてやりたい衝動にかられたが、出来なかった。どうしてそんなことが出来るだろうか。そもそも私は彼をどんな理由で糾弾できるのだろうか。出来るはずがなかった。

 だって私もその場でそのライブの写真を、映像を、撮っていたのだから。

 たとえ彼に比べてほんのわずかな時間だったとしても、数曲の、それもほんの一部分だったとしても。撮っていた事実に変わりない以上、彼のとっていた行動とまるで差異がないということに気がついた。

 途端に私はなんだか自分自身が馬鹿らしくなって、目に移る光景、周りの人々のカメラも全てが馬鹿らしく見えて、どうにも情けなくて申し訳なくて仕方なくなってしまった。

 

 もともと私は、私個人の意見だが、ライブでの撮影は別にあってもいいと思っていたし、事実自分もライブの時は毎回少なからず撮っていた。

 だが最近自身のその考えも変わりつつある。というのは撮影の大半が「写真」から「映像」に変わってきたからだ。一曲の間、または複数曲に渡って、スマホを構えて長々と映像を撮り続ける人が増えてきたように思う。その理由を自分なりに考えたが、TwitterInstagramなどメジャーなSNSでの動画の投稿可能時間が延びたからだと思うのだ。

 考えてみる。もしTwitterInstagramで明日からずっと、動画の投稿の一切が不可能になったらどうなるだろうかと。どうだろう。そうしたら、ひょっとしたらライブの映像撮影者は減るんじゃないだろうか。私はそう思う。もしそうなら、やはりSNSの機能の拡張に影響された変化になる。言い換えれば、SNSの存在に自分たちの行動が左右されているということになる。

 

 ここしばらくもてはやされていた言葉、「インスタ映え」という言葉が大嫌いだった。インスタ映えする建物、インスタ映えするスイーツ。どうして「もの」そのものへの賛美じゃいけないのだろう?どうしてそこに存在するそのものを真っ直ぐに可愛い、素敵だと思えず、四角く加工されSNSに載せられた後を重視しながら評価しなければいけないのだろうか。そしてこの言葉も、明日Instagramがパッと消えたなら、途端になんの意味も持たなくなってしまう言葉であり、SNSに自分たちの行動が左右された例だ。

 ひょっとしてライブ撮影でも、「インスタ映え」と同じような現象が起こりつつあるんじゃないだろうか?これは稀な話だが、以前記事で読んだステージに上がってアーティストとセルフィーを撮ろうとしたファンなど、最たる例だろう。本当にそのアーティストが大好きならば、彼らに近づく為の方法は他にいくらでもあっただろうに。

 

 たとえTwitterが存在しなくてもこの一瞬は残しておきたいもの?

 たとえInstagramが存在しなくてもこれは買いたいもの?食べたいもの?

 現代においてはかなり笑えない質問になりそうだ。

 

 自分の意思が純粋な意思なのか、それともその意思や選択の先には何かがあって、自分はそれらにコントロールされているのではないか。注意しなければならない。

 私は自分の目的や意思はSNSの中に存在すべきではないと思う。SNSの存在価値は時代によって変化する。そして簡単に消せる、消えうるし、存在しなかったこともありえる。ああ、私はそれらが存在しなかった時も確かに生きていた。そしてTwitterInstagramが存在しなくても、ライブには行っただろう。それは間違いない。

 ライブでの時間は自分の目の前に広がるリアルだ。一瞬でも自分の人生の一部だ。私はその「一瞬」を求めてチケットを買い、そこに行く。それはCDにもYoutubeにもSNSのどこにも存在しないその「一瞬」に価値を見出しているからだ。

 ライブでの撮影はとても魅力的だ。意識すればするほど一瞬で終わってしまう楽しい時間を思い出として残すことができる。だがその思い出が、副産物が、肥大化しすぎて目的に変わり、あろうことかその場で最も大切な「一瞬」を踏み台にしてしまうことの愚かさと、私たちは今一度向き合うべきだと思う。

 そしてステージ上のアーティストは、私たちと共有しているその「一瞬」を作る為に、そこにいる。それを犠牲にするような行為は、彼らに対する侮辱に値するのではないだろうか??

 

 そんな訳で、ライブでの彼らの最後の曲は、とりわけ皮肉めいて、悲しく聴こえたのだった。


"Hey you watching me
Lookin' through a screen
I'm here in front of you"

Nothing But Thieves - Amsterdam

 


Nothing But Thieves - Amsterdam (Official Video)

 

【ライブレポ】2017年振り返り

 今年見たライブのざっと振り返りメモ。

 

Catfish and the Bottlemen (January 12)

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 トップバッターにして今年のベストライブ。前日にチケットを悩んで結局買わなかったらどうなってたんだろうと思うと恐ろしい。紛れもなく今年一番の買い物だった。あんなにめちゃくちゃに全身でぶつかってくるギタボ初めて見た。それからBondyのギターソロ。殺されるかと思った。あとめちゃくちゃ楽しそうにドラム叩く人だなって思ったボブホ。開演15分前とかに場内入ったせいで前の方にいけなかったから、棒立ちの人も多い中一人で飛び跳ねまくってしまった。Soundcheckでヘドバンしてたのは私だけでしたね。ごめんなさい。

 てかどうでもいいけどつくづく一目惚れとかしない人間だな私。前日にメンバーの顔と名前覚えようとして挫折したくらいなんの印象も持たなかったはずなのに、ライブ見たら4人とも惚れ込んでしまって即座に彼らのアー写でフォトフォルダが真っ黒に染まった。何故。

ハイライト: Soundcheck / Anything

 

Two Door Cinema Club (January 13)

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 前日の興奮冷めやらぬままでナマズTを着て参戦。でも彼らは何年も前からずっと見たいと思っていたから発表された昨年の夏からずっと楽しみだった。

  ぼっちなので会場に入りテキトーなところに突っ立っていると「そのナマズTいいね!いつ見たの?」と隣の彼からいきなりEnglish。人間突然話しかけられるととっさにyesterdayも出てこないらしい。3秒くらい固まってしまった。彼はなんとブルネイ人!の留学生だった。自国でライブが無いから留学してる山形の大学から電車ではるばるやってきたのだとか。もうね、日本に来ないバンクーバー産のバンド追っかけて留学先から深夜バス決め込んだ私、シンパシーしか感じなかった。だが更に驚くことに、ブルネイは熱心なイスラム教国だからライブ自体禁止で出来ないんだそう。戦慄が走った。普段はシンガポールまで見に行くらしい…(ついったでフジやサマソニやライブの写真ツイをちょくちょくファボってくれるんだけどなんか申し訳なくなってくる) あの時なんで話しかけられたのかは未だにわからないけど君の英語うまいねー他の日本人はEnglish, No!って逃げちゃうって喜んでた。まあ、確かに分からなくもない。この程度の英語力でも彼の話相手になってあげられて良かった。開演までの小1時間喋ってライブも一緒に踊って楽しんだ。チケット見せて日本ではコンビニでライブチケットが買えるんだね!すげえ!って感動してたのが可愛かった。終わってハグしてバイバイした。ライブ会場での一期一会。素敵!

 TDCCは昔から作業用BGM的な感じで聴くときは必ずアルバム流してたからシングル曲とかライブの定番曲とか全然知らなくて、実際ライブ行ってみて、え?この曲もやってくれるの?これもやっちゃうの?何なの最高なの?!って感じだった。まあ当たり前だよな、全部好きだったもん。いまセトリ振り返ったら19曲もやってくれてた。そりゃ最高な訳だわ。Alexの長髪はずっと馴染めなかったはずなのに生で観たら惚れてしまった。ギターを弾いてない時の歌いっぷりが凄く優美だった…。

ハイライト: Next Year / Gameshow / I Can Talk

 

Fall Out Boy (March 22)

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 今回彼らを見て確信したのだけど、ライブは3回目以降が一番心から楽しめる気がする。ATLもそうだった。1回目は初めて生で見るという緊張や興奮が混じり、2回目はその時の感情にはどうやったって勝らない。3回目にして余裕が生まれるというか、ただただ純粋にライブを楽しめる気がする。そう、3回目の今回が今までで一番楽しかった!大好きだったtake overをはじめに旧曲を結構やってくれたことも嬉しかったけど、同じくらいABAPからいっぱいやってくれて嬉しかった。リリース後初のツアーだから当たり前っちゃあ当たり前なんだけど。自分でも意外なくらいABAPも凄くお気に入りのアルバムだったみたいだ。それから彼らのセトリは緩急織り混じってて体力無し人間にも優しい気がする笑。モッシュピットで思いっ切り踊って、ローテンポな曲で呼吸整えて、また突っ込んで…ってずっとやってた。もう楽しくて楽しくて仕方なかったことは覚えている。最後にSaturdayで初のダイブもしてしまった。もう私はただただ彼らの音楽が大好きで、これからも大好きでいるだろうということを確信できたライブだった。

ハイライト: Take over / Arm’s Race / Save RnR / Fourth of July

 

Waterparks (May 24)

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 ATLの前座。Geoff君のアンプが目の前にあったせいで彼のギター音にかき消されてAwstenの歌声があんま聞こえなかったのは内緒… でもギター格好よかったから良いよ!好きだよ!自分が高校時代pop punkフリークだったからかすごい懐かしい感じのするサウンドに思った。まさにATLのNPみたいな。3人の人柄もめちゃくちゃよかった〜

ハイライト: Made in America / It Follows

 

All Time Low (May 24)

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 彼らを初めてみたライブはAlexの目の前1mだったのに最近はメンバーそっちのけでもっぱらモッシュで踊りまくるバンドになってしまった。でもそこまで到達した方がいい気がする。本当に音楽を楽しめる気がする。それから今回のミッションは昨年のDJイベントの時にJackに投げて最後に置いてかれたブラを何としても手放すことだったんだけど、Jackがまたつけてくれた上に公式カメラマンが写真撮ってくれてた。ラッキー。ありがとう!

ハイライト: Kids in the Dark

写真:公式Facebookより

 

Fuji rock (July 28)

 稲妻に打たれるが如くハマってしまった彼らのライブを再び見に初フジロック… 今までサマソニ行く行く詐欺パンスプ行く行く詐欺と繰り返してきて初フェスがフジとか笑ってしまう。青春18切符を片手に始発に乗り込んで苗場へ。

 

Catfish and the Bottleman

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 ずうずうしくも最前ど真ん中で観れてしまった。我儘に付き合ってくれた先輩ありがとうございます。でも前回の猛反省してたので大体歌えるようにしてきた。7とかシンガロング楽しかったなあ。それから夕暮れに染まるホワイトステージ。この世のものに思えなかった。最後のTyrantsはもう格好いいなんて形容をとうに飛び越えてしまってどんな感情になればいいのかわからなくてパニック状態だった。FOBで書いた通り次の3回目がとても楽しみ。

ハイライト: Anything / Tyrants

 

Queens of the Stone Age 

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Gorillaz

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 フェスが初めてだから野外ライブももちろん初めてで、この時はただただその場の空気に酔いしれていた。なんて素敵な空間なんだろう!って思った。この後にサマソニにも初参戦した訳だけど日常から断絶、隔離された空間という意味ではフジの方が魅力的だった。

 

summer sonic (August 20)

 私がフェス参戦を今までしてこなかった理由は体力の無さもそうだけどなんか、「もったいないから」。一日で沢山アーティストを見ることをもったいないと思ってた。元々余韻をめちゃくちゃ引きずる癖があるから(それこそ何ヶ月でも)、映画も連日で見たりできない。1日置きだって厳しい。1月のナマズも迷ってた理由はTDCCと連続だからってだけだった。余韻に浸る時間が無いじゃん!みたいな。とりあえずそのクソみたいな発想は金輪際捨てますね。

 

The Struts

 魅力しか感じないボーカルだったなあ。格好いいし楽しかった。声量半端ない。あとなんかベーシストが凄いイケメンだった。ウインクしてくれたんだけど。

ハイライト: One Night Only / Kiss This

 

Circa Waves

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 格好よかった!格好よかっただけに不完全燃焼感が半端ない。特に2ndからもっとやってほしかった。また見させて。ステージのバックにこの目玉が現れて2ndの1曲目Wake Upのイントロが流れたとたん興奮でゾクゾクしたのを覚えている。9月に携帯が壊れてデータがほとんど消えてしまって、せっかく小心者ながら始まる前に撮ったステージの写真が消えてしまった。腹いせに公式の写真借りる。実は不完全燃焼な理由はもう一つあった。私の2つ前にいた人、一番前の通路側、すなわち角、一番ステージが見やすいはずのところに立ってた人が彼らのライブ中ほとんど下向いてスマホいじってた。この人はなんなんだろうって思った。更に腹が立ったのは私と一緒でサーカのあとに抜けたこと。次のバンドのための地蔵でもなかったのに、本当に何やってたの???サーカのメンバーに親でも殺されたのかな?そのあとの煽ってんのかわかんない公式インタビューで輪をかけてげんなり。(日本は第二の故郷?フェスはトップバッターのほうが良い?etc) お願いだからまた懲りずに来日してください…(土下座) 

ハイライト: Wake Up / T shirt weather

写真:サマーソニック公式

 

All Time Low

 もう6回目だよ。楽しかったよ。古参ファンだらけでもうみんなノリ方わかってんじゃんって感じだったよ。

ハイライト: Lost in Stereo / Dear Maria

 

Royal Blood

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 音の暴力って感じだった。骨の髄まで響いて染み込んできた。なんであんなに格好いいんだろう。なんか、彼らはずるいんだよね。格好いいのに格好いい振りを全くしない感じが。バンド名も格好いいしさ。ずるい。スッキリの超脱力系ライブにはめちゃくちゃ笑わせられた。

ハイライト: Out of the Black / Figure it Out / Where Are You Now? 

 

KESHA

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 格好よすぎた… この日一日で色んな形の「格好よさ」を浴びれて最高だったな。大好きだったDie Youngやらなかったし新曲もあまりやってくれなかったんだけど、彼女の力強い復活の姿を見れただけでよかった。格好いい女性が好きでたまらない。

 

SUM41

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 もう色々見れて十分満足だったから後ろで大人見するはずだったのに気がついたらモッシュピットにいたよね。楽しすぎか。彼らの音楽は青春だから、生で聴いているのが不思議な感覚だった。そして本物のデリック。バックの骸骨の存在も手伝って地獄から来た使者みたいだった。最強だった。考えたらこれが今年見た最後のライブなのかあ。

 

番外編

Matt Webb

 アメリカで観たMarianas TrenchのギタリストMattとまさかの再会を果たした。日本で。日本で!唐突に日本旅行するけどオススメの観光地とかある?なんて言い出して。信じらんないよ、だって私あなたの音楽大好きなんですけど。日本に来ないから私から見に行ったくらいなんですけど。何すればいい??ライブだよ、ライブやってくれよ。日本はリゾート地じゃねえよ。

 でもまあ夫婦水入らずの旅行中に邪魔しちゃ悪いよなーなんて思っていたら、彼の方から誰かTokyoで会おうよ!と。カフェにいるよって住所送ってくれたから駆けつけたけど、まずテーブルに座ってる姿が素敵すぎて(バンドのイケメン担当)そのまま隠し撮りして逃げたい衝動に駆られた。迷惑じゃないかずっと不安だったけど彼はすごい喜んでくれて、インスタに載せてくれた写真にも他のファンから素敵!とかポジティブなコメントがいっぱいきてた。そっか、地球の反対側にもファンがいたら嬉しいかって、会ってあげられてよかったのかなって思った。まあね、平日の真昼間に原宿にいるけど誰か会えない?なんて突然ツイートして30分後に飛んでくるファンなんてそんなにいないからね、大分頭おかしい類のファンだからね。気をつけてね。

 

Grace VanderWaal

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 6月と11月と、13歳のSSW、Graceのフリーライブを2回も見れてしまった。2回とも緊張を感じ取れたしMCも間違いだらけで可愛かったけど、歌い始めるともう違う。完全に歌を自分のものにしているなって思った。彼女は強い。どんどんbigになってしまえばいいと思う。

 彼女の強さは歌詞にも現れてる、本当に歌詞が素敵で好きなの。日本でもプロモーション盛んだけどそんなに歌詞に触れられてない気がして勿体無いなって。まあ洋楽だから仕方ないけど。1曲1曲歌詞読んでみてって思う。そんなに難しくないから。難しくないけど、13歳の少女がこれを歌にして大勢の前で歌うことはやっぱりすごい。

 

 年々見るライブが増えてく上に遂に今年はフェスデビューまでしてしまった… 何かにハマること、好きになることに若干の恐怖を感じる性格だから、いつも冷めてようと思ってたはずだったのになー。初めて洋楽CD買った日も外国の音楽なんか飽きるんじゃないかって1時間店内で頭抱えてたよね。いつからこんなになったんだろ。洋楽は完全に私の人生の一部になった。もう一つがミニチュアだから、自分の好きなことで好きなものを表現して更に沢山の人に見てもらえることは幸せ以外の何物でもない。私の人生そのものだから。2017年は沢山の人に恵まれてそういう機会が多かった。これからは自分からもっと掴んでいけるように努力する。

 

【和訳】Wildfire / Marianas Trench

 4thアルバムAstoriaからの2ndシングル。エモーショナルな曲風は前作のFalloutやBy Nowを彷彿とさせるし1stっぽさもある。それもそのはず?、Josh曰くこの曲は15年も前から温めていたんだそう。

 

youtu.be

open.spotify.com

 

Wildfire

 

Sitting alone in a tiny room
Waiting for dawn it should be breaking soon
I know where you are
And I know where you've been
But I never thought we would be here again
小さな部屋に独りで座ってる
夜明けを待ってる すぐに現れるはずだ
君がどこにいるか知ってるよ
それから今までどこにいたのかも
でもここに再び二人で来るだろうとは思っていなかった

 

You say that you're lost and need to find yourself
Can't do that with me, but with somebody else
You say you're still here
But you've found a new home
I say that's a nice way to say I'm alone
君は迷子になってしまって 自分を見つけなきゃいけないんだと言う
俺とじゃなく、他のだれかとじゃなきゃ駄目なんだと
君はまだここにいると言う
でも君はもう新しい居場所を見つけたんだ
だから俺は独りぼっちで良いんだってことにするよ

 

When did we both get so afraid to speak though
I thought we got each other's hearts
So I pushed you way through
Hurting myself to live with it
いつから互いに話すのをそんなに恐れるようになったんだろうね
互いの心を掴んでいたと思ってた
俺は君を押し退けて
それに堪えるために自分を傷つけている

 

I don't know how we could ever let this transpire
You know I thought this love would always burn like a wildfire
Like a wildfire, like a wildfire, like a wildfire, like a wildfire
どうやったら消し去ることができるのか分からないよ
だってこの愛はいつも山火事みたいに燃えていると思ってたんだ
山火事みたいに

 

So now you show up when you're alone again
But we haven't changed, but now you're interested
And maybe you're here because you wanna come home
But what if you're just afraid to be alone
そして今君は独りになるとまた現れる
でも俺たちは変わってない でも君は今興味を引かれている
きっと君は我が家に帰りたいからここにいるんだろう
でももし独りになるのが怖いだけだったら?

 

I guess I don't know how
You'd want it back now
I thought you got yourself a way out
How do I prove it to myself you're ready now
God I want to
君がどう関係を戻したいのかもう分からない
君は答えを見つけたんだと思ってた
どうやって君がもう大丈夫だと信じればいいんだろう
ああ 信じたい

 

Now you want me
But what if your heart's a liar
Cause if you change your mind again
I'll burn like a wildfire
Like a wildfire, like a wildfire, like a wildfire, like a wildfire
今君は俺を求めてる
でも君の心が嘘をついていたら?
だって もし君がまた心を変えてしまったら
俺は山火事みたいに燃え上がる
山火事みたいに

 

From wedding bells to private hells
To fresh new starts and wish-you-wells
From up in lights to up in smoke
We just can't let this go
ウェディングベルから 独りの地獄へ
新しい再スタートと 君の幸運も祈った
ライトに照らし出され 儚く消え失せる
俺たちはただこれを手放せないんだ

 

Maybe this time it could work
If our need is dire
Maybe our future's so bright it fucking burns like a wildfire
Like a wildfire
Like a wildfire, like a wildfire
(A wild fire)
Like a wildfire, like a wildfire
Like a wildfire, like a wildfire
きっと今回はうまくいく
もし俺たちの望みが悲劇的なら
きっと俺たちの未来はとても輝いていて
山火事みたいに燃え上がるんだ
山火事みたいに

 

 めっちゃエモい曲きたーと思ったら歌詞もめちゃくちゃエモい。この曲は最初のアルバムツアーではセトリに入ってなくて、第二弾から組み込まれててうらやましーと思った。この曲というか、このアルバムというか、前のもその前のも、彼らの恋愛系の曲はほとんど一人の女性、長年付き合ってた彼女について歌われている。婚約解消してからも付かず離れずな関係が続いてるってことなんだと思う。この前(この曲リリースから2年後の2017年)のハロウィンではJoshが彼女と仮装した写真をあげていて(しかも二人で衣装交換までして2パターン)、ファンの間に衝撃が走っていた。ただの友達に戻ったのか、でもそれにしては親密そうな感じって。一度婚約破棄して去っていったくらいだからファンもあまり彼女のことを好いてないんだよね。でもJoshは彼女にぞっこんなので、どちらにせよ彼が幸せになれればいいと私は思う。。。Joshーーー めちゃくちゃ幸せになってくれー そして日本に早く来てくれー